先日、息子の個人懇談がありました。
1学期の様子を知り、2学期はどうしていくのかについて話し合いました。
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懇談の日にかぎってのトラブル
前日は、例のトークンエコノミーの効果で出席する気満々だった息子。
しかし、当日の朝に、壁に足を軽くぶつけたのがきっかけとなり登園拒否が発動しました。
おそらく、前日にスクールカウンセラーさんにお会いしたときに
「今日もよく泣いていた。たぶん、暑さでしんどいんやと思うわ。」
「もう夏休み前やし、休ませてもいいよ。」
という、お話をされたんですけど、それを聞いていたんでしょうね。
息子の中で、明日は休もうモードになったんだと思います。
いやいや、そんなことで?って思われるかもですが
今までも、「もう明日休ませてもええんちゃう?」という会話を聞いてからの「行きたくない!休む!」というパターンが何度かあります。
おそらく、息子の中で「休ませていいってことは、休んでもいいんだ!」という思いがあるのかもしれません。
そんなこんなで、テコでも動かない状態になったので、この日はお休みすることにしました。
(なんだか以前よりも休ませるハードルが自分の中で低くなっている;)
とはいえ、懇談は最終日だったので何とか行きたい!ってことで
実家の母に息子を見てもらうことにしました。
ありがたいことに、実父も「暑くて大変だろうから送っていく!」と言ってくれ、実父に園まで送迎してもらいました。
(持ち帰りの荷物も多かったのですごく助かった)
いざ懇談!先生から息子の様子を聞く
幼稚園に着くと、園庭開放で遊んでいる子どもたち。
よく遊ぶお友達に「息子君は?」「なんでお母さんだけなん?」と突っ込まれながら順番待ち。
それから、順番が来て先生から、息子についてのいろいろな話を聞くことが出来ました。
入園当初の様子
入園したての頃は、パニックになる事があり、お友達に攻撃的な言い方をすることが多かったそうです。
息子にとって嫌な事をされたときに、「この子は悪い子だ!」「犯人や!捕まえて!」というようなことを言ってしまったそう。
パニックを起こし、みんなと行動が出来ない事も多々あったそうです。
自分が好きな事を自分のペースでしたいがため、お友達からツッコミを受けると否定されたと受け取ってしまい、パニック発動。
後から、副担任の先生と一緒に合流するというパターン。(これは今でもある)
まぁ、私が思っていた以上に荒れていたことがあったようですね。。。
おいおい、そんな話聞いてないぞ!教えておいてほしかった!とも思ったのですが
私が不安になると思って、その都度細かくは伝えてなかったのかもしれません。
今日はこんなことが出来た!という話ばかり聞いていただけに、やっぱり現状はこれか。。。とも思ってしまいました←
最近の様子
今も不安定になる事があるそうです。
暑さゆえの苛立ちが主な原因ではありそうです。
が、荒れるきっかけとなる根本的なところは変わっていないなと感じました。
気持ちの切り替えや、お友達への興味関心、園での取り組みなどなど
段々とではあるけれど、前向きな気持ちになってきているようです。
(ただし、ムラは超ある)
入園当初は、失敗したらまわりに攻撃的(暴言)になっていたのですが
今は失敗している場面を見られるのが嫌なのか、「見やんといて!」という感じに変化。
言い方が若干マイルドにはなってきているようです。
お友達と関わりたいと思うものの、どう声をかけていいのか上手くいかないってことも多いようで
息子の中では、追いかけっこをしているつもりだけど、相手には伝わってなかって「え?」なパターンがあったりと、なんかこう噛み合わないといった感じだそうです。
今、息子の中で最も葛藤していることのようですね。
そして、パニック状態になると、1:1でやりとりして落ち着かせる必要があるようで
ここは年少時代とは全く同じだなぁと感じました。
人員を1人割くことになっている罪悪感的を感じます。。。
不安な面も多々ありますが、お友達と関わりたいと思えるようになっていることや
ムラはありつつも、やってみたい!って気持ちが出ていることは嬉しいです。
少しずつでも、なんとかやっていけたらなと思います。
新たな問題?!
懇談の中で、一番衝撃的な内容だったのが
「息子君、嘘つきますか?」でした。
これを聞いたとき、「いやいやいや、息子は嘘が超下手でストレートすぎるぞ?!」と思ったわけです。
なので、「家ではそんな嘘ついている印象がないんですけど。。。」と返答しました。
しかし、よくよく話を聞いてみるとですね。
善悪の判断はついているのに、わざと悪いことをしようとするというものでした。
例えば、息子が荒れているモードになっている時に、「こんな靴いらんわー!」となるそうです。
そんな時に「靴は投げるものじゃないよね。」と注意すると「そんなん知らん!」と言って投げると。
本当は知っていることに対して、わざと知らないということがよくあるそうです。
これ聞いて、そのパターンは確かによくあるわと思いました。
公文の宿題をすることに乗り気ではない時に、「字が読めやんから出来やん。」と言ったり
「〇〇って約束してたよね。」と言えば、「約束なんかしてへん。」と言ったり。。。
私の中では、「そんなわけないだろ。知らんふりしてからに!」くらいの受け取り方だったわけですが
これも「嘘を言う」っていえば「嘘を言う」ってことだもんなと、言われてみて気づいた次第であります←
「そういう感じの嘘ならよくあります。。。」とお伝えしたところ
「嘘を言うって表現はちょっと悪かったですよね。すいません。。。」と担任の先生。
またまた新たな課題が出来てしまいました;
懇談の話をきいてまとめると
先生の話を聞いて、内容を整理しつつどうしていくかを話し合いました。
いくつか、息子の不安定のきっかけになる鉄板スイッチがあります。
自分の中での流れが止められてしまったとき
息子は不意打ち的なアクシデントがすごく苦手です。
自分の中での流れを断ち切られると、どうしたらいいのかわからなくなってしまうんですね。
実は、これは私にもよく当てはまることだったりします。
自分の中での計画が崩されてしまうとイライラしてしまうんです。
そういうのもあって、今では私はあまりガチガチな計画を立てることはなくなりました。
なので、思っていたことと違うことが起きると不安になってパニックになるという息子の気持ちもわかります。
息子自身が、自分の中での回避方を理解できるまでしんどいかもしれません。
そのためには、いろんな経験をして「こういったパターンもあるのか!」を学んでいくしかないんですよね。
すぐには解決していけない問題であります。
他人からの指摘
お友達からの指摘にはかなり敏感です。
良かれと思って言ってくれていることも、息子にとっては指摘されてしまった!と受け取ってしまうのが困りもの。
失敗嫌いなので、誰かから何か言われると「失敗しちゃったのかも!」と不安になってしまうんですね。
息子のためを思って言ってくれていることであっても、息子からすると不安になる言葉になってしまうのが厄介です。
大人であれば、ある程度考えて会話することが出来るのですが、子どもにそれを求めるのは不可能。
それに、お友達との関係を築いていくためにも、回避することばかり考えるわけにはいきません。
匙加減が難しいところであります。
こちらも、息子自身が「そういう方法もあるのか!」と納得し消化していく経験が必要になってきます。
長期戦な問題であります。
失敗してしまったとき
最後の鉄板スイッチは、失敗してしまったときですね。
些細な失敗であっても、息子にとっては一大事な事が多いです。
上手くいかなかった!どうしよう!ってなっちゃうんですね。
自分の中のパターンから外れてしまうと、どうしたらいいのか不安になってしまいます。
失敗しても大丈夫ってことを伝えていく必要があります。
失敗したときの解決策を伝えるって事ですね。
こちらも、息子が納得できるまでが大変かもしれませんが
リタリコで見た「OKカード」というものを作ってみようかと思います。
どちらにせよ、それなりに長期戦。。。
息子の困った行動への対策
先ほどの「わざと困った行動をする」というものに対しては
リアクションを取らないで徹底します。
「もう、こんな靴いらんわー!」と靴を投げようとしたら
「そうかー。」と、とりあえず受け流します。
(注:もちろん、近くに誰かいて当たる危険があれば止めます)
ここで「投げちゃダメ!」や「じゃあ、この靴もらっちゃおう♪」というと火に油になります。
なので、とりあえず受け流し、息子自身に本当に投げるのかどうか考える時間を与えます。
結果、投げてしまったら「靴を投げたら、母ちゃんは悲しいよ。」「お友達にあたって怪我をさせてしまったら、母ちゃんは悲しい。」と伝え、それ以上はギャーギャー言ってても何も返さず放置です←
時間がかかることもありますが、善悪の判断はついているので落ち着けば消化してくれることが多いです。
もし、ここで踏みとどまり靴を投げなければ、ここぞとばかりに褒めます。
本当は投げたいくらいに腹が立っていたのに我慢できたってことですからね(笑)
面倒くさく感じるかもですが、これの積み重ねなんですよね。
ただこれ、家だから出来る事だけど、園では難しいかもと感じます。
なので、とりあえず「そうかー。」と一度受け流し、息子自身に考えさせてくださいとお伝えしました。
リアクションすれば、こうすれば気を引ける!と思ってしまうので、こちらも熱くならないように注意です;
トリプルPで習った「計画的な無視」とういものがこれですね。
根本的な問題
息子の困った行動、お友達との関りが上手くいかない、暴言。。。
これらの根っことなる部分は、息子の言葉の表現力があまりない事が原因だったりします。
前回の医療機関での診察の記事でも書きましたが
難しい言葉も知っていて、巧みに使ってはいます。
けど、必要な時に必要な表現が出来ないんですね。
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だから、不快感を伝える手段として暴言を吐いてしまったり
お友達と遊ぶのにどうやって声を書けたらいいのかわからないんですね。
この辺は、言語療法でどうなっていくのか。。。という感じです。
診察記事の時は、言語療法も?!って思ってしまいましたが、懇談後は息子には必要なものだと確信しました。
8月から言語療法を息子とともに頑張ります。
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懇談から、今後の園での方向性を考える
懇談の最後に、先生から「2学期からはどうしていきましょう?」と聞かれました。
先生から提示されたのは2つ
・ とりあえず、まずは園で楽しめるように息子のペースでやっていく
・ 集団生活であるので、園の取り組みにみんなと同じペースで合わせていけるようにしていく
私の答えは「園で楽しめるように」でした。
まずは楽しめる方向に持って行きたいので、無理せず園生活を送っていけたらと先生に伝えました。
2学期になると、すぐに運動会の練習が始まるそうです。
暑さや疲れから荒れることは予想されます。
が、とにかく無理なく過ごしていけるようにするつもりです。
賛否両論あるかもですが、息子が休みたい!と言い出したら
状況を見て休ませることもあるかと思います。
私自身も見通しが立ってきたので、気持ち的にはそこまで切羽詰まってないです。
不安がないと言えば嘘になりますが、なるようになってくと割り切ってやっていきます。
課題はまだまだ山積み状態ですが、少しずつでも乗り越えていきたいです。
焦らずゆったり頑張っていこう♪
参加中
コメント
幼稚園の先生はそれを「嘘」って言うのか!
ウチもありますよ、そういう駄々こねるみたいの。
私が怒った時にオモチャとかも「要らない、捨てちゃえばいいじゃん!」みたいの。
まぁ、私が怒る時に「じゃあ全部捨てるよ!」って脅すのもあるんですが(笑)
天邪鬼とか駄々こねるとか、親としてはそういう認識ですよね。
最近じゃそういう駄々こねそうな雰囲気になったら
「ハイ終わりー」って終了させたり
出先だったら「じゃ帰るよ、終わり」って
終了しようとするとちゃんとするようになりました。
楽しいことは終わりたくないもんね~(笑)
2学期には運動会がありますね~。
去年は年少のよーいドン!なんて
ぼぉーーーっとドンビリだったんですが
ちゃんと走れるのかなぁ???と心配(笑)
ダンスは好きだから可愛く踊ってくれるかなぁ???
夏休み、生活リズムがとても乱れそうなことの方が怖いです(笑)
yukiさん>コメントありがとうございます!
私もそれって嘘をつくになるんだ。。。と思いましたね。
あまり深刻には受け取ってなかったです。
嘘というか、反抗期的なものかと思ってました←
それこそ、愚図りや天邪鬼な認識でしたね(笑)
そして、楽しいことは終わりたくないっていうのがすごいわかる!
好きな事ってなかなかやめられないんですよね。
大人である私もそうなんで、子どもならなおさらですよね;
私も「原因であるもとを取りあげる」の対応のおかげで、息子は以前よりもずっと切り替えやすくなりました。
この辺りの気持ちの切り替えも少しずつできてくればなぁって思います。
それから、心配なのが運動会!
去年はかけっこで、途中に立ててあるコーンを全部投げてふざけながらのゴールインだったんですよ。
今年もなんかやらかすんではないかと心配です(遠い目)
yukiさんの娘さんは、ダンスが好きなんですね。
それならきっと喜んで踊ってくれるはずですよ♪
小さい子が踊っている姿って本当に可愛くて癒されますよね!
で、夏休みのリズムは私も心配です。
今日は夕飯直前に寝落ちしているんですけど、このまま朝までなのか、起きてご飯なのか。。。
どちらにせよ、明日は早起きフラグが立ってしまいました;
確かに嘘をつく、とは違うイメージかな。
分かってて悪いことする、みたいな。
そうだねー、私もやっぱり園には楽しく行ってほしいな。
運動会とか一大イベントかもしれないけど、そこが上手くいく、いかないより日常をの過ごし方を選ぶかも。
毎回懇談に行くと、これからのやり方について考えられるからすごく良い時間だよね☆
marimoさん> コメントありがとうございます!
そうそう!嘘をつくって言えば、誰かのせいにしたり、やったことを隠したりするイメージだったんですよ。
だから、私がイメージしていた嘘をつくとは微妙に違う気がしたんですね。
でも、わかってて悪いことをするっていうのは当てはまってます。(靴をわざと投げるなど;)
で、2学期からの方向性も、やっぱり楽しく通うに重きを置いてもらうことにしました。
実は、先日発達相談も受けてきたんですけど、そこでのこともあってちょっと覚悟が出来てきたっていうか。。。
みんな一緒にこだわらず、息子の力を一番伸ばせる方法を探っていくのが良いなって改めて思ったんですね。
息子が生きる中で、好きや楽しいを見つけられるといいな。
懇談行くと、けっこう考えさせられることが多いです。
ただ、去年と違うのは味方になってくれる人がたくさんいるって事。
だから、何とか頑張っていこうって思えます。