2歳の女の子をベランダから落とした母親のニュースを見て

思う事
geralt / Pixabay

衝撃的なニュースを見てビビりました。

母親が父親の制止を振り切って、子どもをベランダ手すりから落としたそうな。。。

ちょっと今日はニュースを見て思ったことを語らせてください。

 

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ニュースを簡単に(今の時点で分かっていること)

 

昨日の朝に、母親(31歳)が父親(36歳)の制止を振り切って、5階のベランダから2歳の子を落とし

近所の人が倒れている子どもを見つけたそうです。母親は近くに座って茫然としていた模様。

父親は、必死に人工呼吸をしていたようですが、救急車に運ばれたものの死亡が確認されたようです。

 

その他に小出しにされている情報としては

・昨年以降「泣き声がする」と通報があって警察が巡回していた

・「やっと授かった子」といって、子どもをすごく可愛がっていた

 

ニュースを見て思ったこと

 

ニュースを見た時は衝撃的すぎましたよね。

初め見た時は「なんで?」が真っ先に出てきました。

 

2歳の我が子をベランダから落とすなんて、普通の状態ではないですわな。

一体何があったんだ?って思いましたよね。

 

母親が相当切羽詰まっていた状況だったのかな?

なので、はじめは母子2人きりの時に、衝動的にやってしまったんだと思い込んでいました。

でも、父親も一緒の空間にいたって情報が出てきてから、更に「なんで?」感が出てきました。

 

父親の制止を振り切ってベランダから落としたとの事。

母親はすごい勢いだったんだろうなぁと。

「いったい何がどうなってこういう結果になってしまったんだ」と思わずにいられませんでした。

 

ただただ、とても悲しい事件です。

 

 

世間の声を見て感じたこと

 

この事件に対して、いろんな声が上がっていました。

母親を非難するもの、母親は育児ノイローゼになっていたのではないかというもの、消化できてない方もいました。

 

許されないことをしたわけだし、母親を非難する声があるのは当然の事ではあります。

自分の子を手にかけるだなんてとてもじゃないけど考えられません。

私も育児で爆発することは多々ありますが、子どもを犠牲にする選択はありません。

自分が消えてしまいたくなったことはありますが。。。

 

今回の母親にしても、おそらく普通の精神状態でいれば子どもを手にかけることはなかったでしょう。

ってことで、もう一つの声である「母親は育児ノイローゼ」説が出てきたんだと思います。

実際は、育児ノイローゼになっていたかどうかはわかりませんが、私が感じるに相当追い詰められた精神状態だったとは思うんですね。

 

「やっと授かった子」であり可愛がられてたとあるし、すごく大切な子であったことは事実。

誰だって自分の子を犠牲にしたいなんて思うはずもない。

許されないってことは間違いないけど、どうしてもその背景を考えてしまう自分がいます。

 

某所では、母親を非難する声に「母親失格」「子どもを持つ資格なし」「子どもじゃなくて自殺したらよかった」など、過激な言葉が飛び交っていたけれど、そういう問題ではないだろって思ったんですね。

これはあくまで結果論でしかないんですよ。

(自殺した人に対して、後から叩く人の感情に似ている気がする;)

 

 

「母親失格」と騒ぐ人に言いたい

 

この手の事件が起こると、

「それなら子ども作らんかったらよかったやん」

「施設に預けたらよかった」

なんて意見をよく見るのですが、そういう単純な問題じゃないわな。

(中には望まない妊娠からの。。。ってこともあるかもだけど)

 

自分で「子どもを産む」と選択した方の大半は、自分の子どもに対して大切だって気持ちは持ち合わせていると思います。

何を言いたいかっていうと、この時点では「母親失格」かどうかなんて誰にも分らん事じゃないですか。

だから、「だったら子ども作るな」っていうのはおかしいですよね。

 

どんな性格の子なのかは生まれてからじゃないとわからない。

勘違いしている馬鹿もいるけど、「母性があるから母親はすげぇぞ!」ってわけじゃない。

母親も、子どもが出来てから一緒に成長していくもんなんですよ。

 

いくら前情報でいろんな情報を仕入れていたとしても

産まれてみなければ実際はどうなのかわからない。

いざ、自分がその立場に立たないとわからないことだってあるんですよね。

 

私も主人に「そんなの子どもが生まれたこうなるってわかってたでしょ」って言われたことがありました。

それに対し、「ある程度予想は付いていたけど、ここまでとは思わんかった!」って思ってます←

ネットやテレビ、本などで仕入れた知識があれば完璧ってわけじゃないんですよ。

ケースバイケース。はっきりいって、ほとんどのことが行き当たりばったりな勢いです。

 

今回の事件は残念な結果になってしまったし、「母親失格」といわれても仕方ないかもしれない。

けど、踏ん張って踏ん張って、踏ん張った結果がこれだったのかもしれない。

数日前までは「母親失格」なんかじゃなかったのかもしれない。

 

 

改めて感じる父親のフォロー

 

もう1つ気になっているのが、直前まで一緒にいた父親の存在。

まぁ、父親もまさか母親が子どもを落とすだなんて思わなかったのだと思います。

本気で落とすと思っていたら、なんとしても母親を阻止したと思いますもん。

実際、どういう配置だったのかはわからないので、絶対とはいえませんが。(距離的に制止が間に合わなかったとか)

 

大変下世話な事とは思いますが、普段からどの程度育児にかかわっていたのかは気になってしまいました。

ゲスパーすると、母親が一人がんばっていたんではないかと思ってしまいます。

 

我が家の話ではありますが、我が家も以前はホワイト企業のはずなのにワンオペ育児していました。

今現在は、ワンオペ育児(笑)くらいにはなりました。

自分の過去を振り返っても、息子が2歳前後の頃はワンオペ状態でかなり育児に追いつめられていました。

 

そんな私に主人が言った言葉は

「もっと大変な人はたくさんいてる」

「いうても専業主婦やん。働きながら仕事している人はいっぱいいる。」

「子ども1人でこれやのに、2人目とか絶対に無理やん」

でした。

 

今思い出しても腹が立つのですが、しんどかった時に鞭打つようなことをよくも言ってくれたなと思っています。

もしここで「そうか~」と共感の言葉1つでもあれば、かなり私の心は救われたでしょう。

 

LINEでありがてぇコラムを送信されたけど、そんなのはいらなかったです。

どこかのえらいさんのアドバイスよりも、主人にただ一緒に考えて欲しかっただけなんですよね。

激務で物理的な支えは無理でも、ほんの少しでも精神的に支えてくれるだけで気持ちって全然違うんですよ。

 

今回の事件の家庭の子育て事情はわかりませんが、母親は1人でいろいろと抱え込んでた気がします;

1人でも味方になってくれる人がいれば、心強いものなんですけどね。。。

 

 

相談できなかったのか

 

いろいろな意見の中に「誰かに相談していれば」というものも多数ありました。

私自身、相談でいる人がいるといないでは全く気持ちが違うなと感じています。

相談できる人がいるのならば、相談するのがベストであることは間違いないでしょう!

 

ただですね、「よし!それじゃ、相談するぞ!」と思える人がいるかどうかもポイントですよね。

親が遠くに住んでいるとか、気軽に話せる友達がいないとかだと難しいですよね。

まぁ、アグレッシブな性格の方なら相談相手を見つけられるでしょう。

 

けど、「こんな些細なこと相談いて大丈夫なのかな?」「母親失格と思われないかな?」などと考え込んでしまうタイプの方なら、相談のハードルも高く感じちゃうんですよね。

皆、簡単に誰かに相談しろって言うけれど、その「誰か」を見つけるのすらしんどく感じてしまう人だっている。

たぶん、相当追い詰められている人だったら、相談に行くという行動を起こす余力すらないのではないかと。

 

なので、なおさら私は父親のフォローが大切だぞと思うわけですが。。。

出来る限り、まだ正常を保てるうちに電話相談でもなんでもいいから相談できる窓口を作っておくほうがいいですね。

それすらしんどいってときは、ノートに言葉を吐き出すだけでもかなり気持ちは変わってきます。

もっと身近に気持ちを吐き出すことができる場所があればよかったなと思わずにいられません。

 

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事件から思う、子育てについて考えたこと

 

あまりにも衝撃的な事件だったので、自分の頭を整理するためにも今回の記事をあげました。

問題の根本にあるのは「理想」と「現実」

そして、それをいかに擦り合わせていくかだと思いました。

 

我が家も発達に問題を抱えている子がいるので、子育て楽しい!ばかりではありません。

どちらかというと、乗り越える壁が多すぎて疲弊していることの方が多いです(笑)

時には爆発している時もありますが、やっぱり子どもは自分の中で大切な存在なんですよ。

 

もともと子ども大好き人間だったわけでもないし、不器用だし、自分自身「母親失格だなぁ」と感じることはあります。

それでも、なんとか頑張って毎日を過ごしてます。

2歳の頃とは違い、4歳の今、いろんな問題はありますが、以前よりも追い詰められた気持ちはありません。

 

それはきっと、支えてくれる人が今はたくさんいるからだと思います。

(そういう意味でも、私は息子の早期診断を受けて良かったです。)

 

子育てを1人で頑張るなんて無理ゲーなので

育児ノイローゼにならないためには、なるべく味方を増やして孤立しないことが大事なんじゃないかなぁ。

 

自分が親という立場になって、こういう事件の背景も考えるようになった気がします。

今回の事件、もう少し早くに救いがあれば何か変わったんじゃないかと思わずにいられませんでした。

本当に、ただただ悲しい事件ですね。

 

どうでもいいけど、今って専業主婦でも「無職」って表現されるんだな。。。

 

 

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コメント

  1. 2歳娘母 より:

    私もこの事件に対するコメントをみて、すごくもやもやしました。
    一番娘に愛情を掛けて、色々葛藤しながら2歳まで育てたのは間違いなくその子のお母さんだし、一番後悔してるのも絶対お母さんだし、、
    生むなとか、施設に預ければ良かったとかいう意見には凄く腹が立ちました。

    • ウル より:

      二歳娘母さん>コメントありがとうございます!

      衝撃的な事件なだけに、たくさんのコメントがありますよね。
      子どもを手にかけてしまったのは許されないことですが、「産むな」や「施設に預ければ」という意見に対しては何言ってんの?って思っちゃいました。
      これって結果論でしかないわけですよ。後からなら、いくらでも「たら」「れば」を言えますからね。

      2歳娘母さんのおっしゃる通り、娘さんに愛情をかけて葛藤しながら育ててきたのは母親ですもん。
      後からの情報で「母親は育児に悩んでいた」「痣などなく突発的なものと考えられる」とあったので、踏ん張って頑張りすぎてしまった結果なのかなと感じました。
      もう少し早くに誰かに助けを求められていたら、周りにいる人が気づいてあげることが出来ていればと思わずにいられません。
      本当にとても悲しい事件ですね。

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