先日の運動会の話し合いの時に、先生から普段の息子の様子も聞くことが出来ました。
私も知らなかった一面があり、少し衝撃を受けた部分もありました。
でも、聞くことが出来て良かったです。
今回、私が知らなかった普段の園での息子の様子をお話しします。
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想像以上に自由にやっていた
今の園は「のびのび園」と呼ばれる分類で、カリキュラムなどもなくゆったり過ごしています。
全学年混ざって遊ぶ時間があったり、「お絵かきの時間」だからといって、必ずお絵かきをしないといけないってことがなかったり、子どものやりたいことを尊重してくれています。
もちろん、朝の会や給食、片付けの時間などもあるので、時間によっての流れはあります。
けど、子どもの気持ちが乗ったときにアプローチしてくれたり、ある程度の「待ち」をしてくれることがありがたいです。
そのため、息子も以前よりは過ごしやすくなっています。
しかし、息子はそれでもまだ流れに乗りにくい事も多いようです。
以前よりは、気持ちの切り替えは早くなってきたとはいえ、癇癪を起すことはまだまだ多い模様。
そして、想像以上に自由にやっていたようです。
みんな机で食べているのに1人だけご座のところで食べていたり、みんなが給食の準備をしているのに、1人だけ玄関の読書コーナーで本を読んでいることもあるようです。
まさか、ここまで自由気ままに過ごしているとは思っていなかったために、衝撃を受けてしまいました。
自由な息子に対しての園の対応
大丈夫なのかと心配になる息子なのですが、園側はすごい柔軟でした。
お行儀よく座って食べられるのなら、ご座で食べることを認めてくれたり、1人で読書コーナーで本を読んでいても、無理に連れ戻しにいったりはせず、見守ってくれている様子です。
正直、これがいいのか悪いのか複雑なところではあります。
しかし、息子の「〇〇やりたい!」「〇〇やりたくない!」という要求に対してホイホイ聞いているだけではなく、先生方は交渉をしてくれているんですね。
「どこまでやったら出来そう?」「〇〇したいんやったら△△出来る?」「〇〇まで出来たらお手伝いしよう!」などいろんな提案をしてくれていました。
これは私もよくやっていることであります。
そうすると、約束したところまではやり遂げてくれる息子です。
気持ちが上手いこと乗れば、「最後まで〇〇出来るから!」と、自分で全部やってくれることもあります。
息子1人にここまでしてくださっていたことが、本当に本当にありがたかったです。
無理のない範囲で、息子に出来る事を促してくださっていたことに感謝しかありませんでした。
息子の「出来る」を大切にしてくれていた
マイペースすぎて、集団に馴染み切れていない息子。
前の園では「息子君だけ~」「みんなのレベル」と、集団についていけない息子に対して言われることが多かったです。
「出来た」よりも「出来ていない」の方が多く言われていました。
しかし、今の園では「出来た」の方ばかり聞いています。
(だから、ここまで自由にやっていたことに今になって気づいたわけでもあります;)
けど、この「出来た」を見ていただけることってすっごいありがたいんですね。
親の精神的にだろ?って言われちゃいそうですが、それだけでなくって感情に敏感な子どもにとってはすごくありがたい事です。
人のリアクションにかなり敏感な息子なので、「あっ!」って声や態度にはすごく敏感で不安になってしまうタイプです。
「何が『あっ!』なん?!」と自分の事でなかったとしてもソワソワしてしまうくらいでした。
そんな息子に対して、先生方は「出来た」をすごく大事にしてくれていました。
トリプルPでもあったように、「出来た」に注目してくれるので、息子自身も「出来た」に意識がいきやすかったんですね。
皆と同じことが出来なくても、息子にとっての「出来た」を大事にしてくれていた結果、息子の自身へと繋がっていきました。
「出来た」の1つ1つの積み重ねのおかげです。
1年前は「赤ちゃんになりたい。お兄ちゃんになりたくない。」と言っていた息子ですが、最近では「もう5歳のお兄ちゃんになったからこんなん出来るで!」と教えてくれることが多くなりました。
ほかの5歳児に比べると、まだまだ出来ないことが多いのですが、1年前の息子と比べると大きな成長です。
「出来た」を見る事って本当に大事です。
私も、もっともっと息子の出来たを見つけていかなくちゃですね(笑)
最近あった息子エピソード
先日も、息子は給食の準備の時に玄関の読書コーナーで本を読んでいたようです。
抜け出してきた理由は、手洗いの場所がごった返してて手を洗うのが嫌になったとかそんな理由でした。
手を洗うのが嫌だからと、給食の準備をせず読書に耽っていたようです。
よくあることだそうなんで、先生方も様子を見ることにしたそうです。
息子が本を読んでいる玄関では、園長先生が年長さんのための給食を運ぶ準備をしていました。
「よいしょ!」「重たいなぁ」と先生が言っていたのを聞いた息子は、本を置き、お気に入りのタオルも置いたまま先生に「手伝おうか?」と聞きに来たそうです。
そして、先生と息子で年長さんの給食を2階へと運んでいったようです。
配膳はマスクをしていなかったため断られ、そのまま自分の教室へ戻ってきて、「給食食べよう!」となったそうな。。。
この話を聞いたときに、給食の準備をしなくちゃなのに、読書をしていたのはどうかと思ったものの、息子から「手伝おうか?」と声をかけたことが嬉しかったし、息子にとって大事なタオルを置きっぱなしにしてまでも手伝いに行ったって事が嬉しかったです。
息子に手伝わせてくれて、「手伝ってくれてありがとう」って褒めてくれて、さらに私にそのエピソードを「こんな良いところもあるんです♪」って言ってくださる園長先生すごいなって思いました。
ありがたい!
息子が自分でクールダウンをやっていたという事実
今回の話し合いの中で一番驚いたのが、自分でクールダウンをしに行っていたという事ですね。
今までパニックになると、その場で寝転んで暴れまわった挙句、先生に職員室に連れていかれるというパターンでした。
けれど、最近は感情が爆発したときに、自分でクールダウンをしに行っているそうです。
というのが、何かスイッチが入ったときに、「もう出ていったるわ!」といって教室を飛び出すそうです。
が、廊下や玄関辺りでストップ。(絶対に靴を履き替えて出ていったりはしないらしい)
その後、落ち着いてからケロッとして教室に戻ってくるそうです。
まさかの、自分でクールダウンをしているという事実に驚きを隠せませんでした。
家だとその場で寝転んで暴れている方が多いので、自分で調整する力があったことに驚いたんです。
いや。。。家では私が距離を開けてクールダウンさせている方が多いのかも。。。
とにかく、息子なりにクールダウンしようとしていたことに成長を感じました。
切り替えの面では、ここ最近すごい変化が表れてきたように感じます。
今回の話し合いで知った事実について感じたこと
運動会の話し合いのついでに、普段の幼稚園の様子も教えて頂けたのですが、全部ひっくるめて良かったです。
やっぱり集団での行動は難しいかぁと思う気持ちはあるものの、息子の良いところの面を知れたのはすごく嬉しかったです。
「息子君だから仕方ないかぁ」みたいなのはここでもあるみたいなんですけれど、今のところ子どもたち同士の歪み?っていうのはないみたいです。
先日も、息子が外に水筒を忘れていたのですが、水筒を見つけた男の子が「僕、息子君に持っていったるわー。友達やからね!」と言って、息子に水筒を持って行ってくれたそう。
友達を拒否したりすることも多く、心配していた部分がかなりあったのですが、お友達の優しさにも支えられながら少しずつ関係を築いていけているようです。
息子のような特性がめっちゃ出てて難しいタイプにもかかわらず、こんなにも良くしてくれる幼稚園の先生方やお友達に感謝です。
少しずつでも自信をつけていって、息子自身が前向きに進んでいける日が来ればいいな♪
さて、明後日は、息子の予行練習見学の日。予行練習の様子と一緒に、普段の様子も見てきます。
不安もありますが、息子がどう過ごしているか見るのが少しだけ楽しみです。
ドキドキする!
参加中
コメント
今回の記事はじんわりくるね〜(T_T)
先生ってこんなに子供の事見てくれてるんだね。
息子さんの給食の時間少し距離を保ちたいのは人がいっぱいいるからなんだろうなーと想像したよー。
でも、お手伝いしてくれた話しとかジーンってきちゃった。
クールダウンも子育てしてる私に似てる(笑)
ちょっと離れてびゅいーんと行っちゃうけど、息子さんも友達や先生が好きだから遠くに行かなくて気持ちの整理が付けられるようになった所もありそうだよね。
自分だけの感情で「もうイヤ!」だけじゃなくて、自分を取り巻く環境が見えてて、きっと安心して戻れる場所って分かったみたいに見えたよ😊
私も息子が大好きだからムキーって我慢出来なくなった時、気持ちの整理つけたくなってもちょっとの距離を開けるだけでいいし😊
遠くまでは行かなくていいんだよね。
これって一緒かなぁ?と思ってみたり。
お母さんと一緒にいる時は素直に甘えちゃうのね♥
子供の成長って、本当に幸せと感動を与えられるよね😊
ノンさん>コメントありがとうございます!
今回、園長先生から息子の様子を聞いて込み上げるものがりました。
些細な事でやる気をなくしちゃうし、親である私すらお手上げ状態だと感じることが多々あるくらい難しいタイプの息子なんだけど、こんなに寄り添ってみて頂いていたことに感謝しかありませんでした。
お手伝いの話も、息子が「手伝おうか?」って行動を起こしたことが嬉しかったんですけど、受け入れてくれた先生もすごいなと。
「息子君には、こういった成功体験がいいんだなと、今回の事で私も感じた。」という園長先生の言葉に、優しさがジワジワと胸にしみていくようでした。
そして、クールダウンの件は本当にびっくりでした。
今までだったらその場で泣いて暴れていたのに、自分で安全な場所へ行ってクールダウンしていたのかと。
家では見られない行動だったんで、息子にそんな力があったのか?!と衝撃でしたね。
これ、また記事に書く予定なんですけれど、スクールカウンセラーさんのお話を聞いてなるほどってなったんですが、「自分を取り巻く環境が見えてて~」がまさにそうなんですね。
家なら、親は絶対に見放さないって事がわかっているけれど、幼稚園じゃ言い方悪いけれど見放される可能性があるってわかっての行動なんだって。
だから、家では甘える部分があるけれど、幼稚園では自分でクールダウンをしようって行動をするんだって。
これも成長よって聞いて、おおお!とビックリ&納得してしまいました(笑)
運動会の話からちょっと心配していましたが、良い話し合いができたようで良かったです^^
運動会、良い形でフォローしてもらえそうで良かったですね!
日々のかかわり方も素敵な園ですね。
良い園に巡りあえて、本当に良かったです^^
そして、給食のお手伝いエピソードとお友達の話…
ずっと息子さんの話を読んできたので、こちらまでウルっときました。
ものすごい成長ですよね!
息子さんも、ウルさんもよく頑張っておられると思います。
うちも運動会、同じ日です。
去年も雨で中断が多く、結局競技がはしょられて残念だったので、
今年はどうにかお天気が持ちますように。
こゆさん>コメントありがとうございます!
「ちょっとお話が~」と来ると、かなり身構えてしまっていた私です。
が!今回の話し合いはすごく前向きなお話で良かったです。
(前の園が酷すぎただけかもしれないけど;)
運動会については、あれからかなりいい方向へ進んできました。
怖いと言っていた玉入れも「応援する!」となぜか後方でお友達を応援したりしながら、息子なりに調整しているようです(笑)
そして、給食のお手伝いと、お友達のお話は込み上げるものがありました。
今までは自分中心だった息子なのですが、相手のことを思う気持ちが出てきたんだなぁと。
さらに、息子の行動を受け入れてくれた先生にも感謝しかありません。
給食のお手伝いが自信につながったようで、「困ってたら助ける!」と怪我をした友達に救急箱セットを持って行ったりと、嬉しい行動が増えています。
周りに人の優しさが、息子にも伝わっているのでしょうね。
幼稚園の先生やお友達のおかげです♪
それから、こゆさんも同じに日運動会なのですね。
今のところ3連休は雨マークが並んでいますよね。8日だけかろうじて曇りぽいですが。。。
去年も雨で中断っていうのが一緒(笑)
ほんと、今年こそ無事に開催できることを祈っています。
いつもuruさんが息子さんときちんと向き合って、前向きに行動されている姿に、素敵なお母さんだなぁと思って読ませて貰っています。
幼稚園での息子さんの個別行動について、先生方が息子さんと交渉して見守る姿勢に、それでいいのかモヤモヤしてしまうお気持ちよく分かります!
私が、療育の先生から教わった事からですが… スモールステップで対応していくためには良い対応なんだと思います。
切り替えが上手く出来ない場合、まずは先生方から交渉して譲渡案を受け入れさせる。それが出来るようになってくると、子供の方から、例えば「〇〇してからなら、△△しても良い」と言えるようになる。最終的には自分で気持ちを切り替える、妥協できるようになる、指示に従え集団行動できる…と段階を踏んでいくのがいいそうです。
就学のことを考えると、集団行動できずに自由にいるのは不安でしかないと思いますが、今は子供の成長を信じてあげるしかないですよね。ブログを読む限りですが、転園されて本当に良かったですね。きっと1年後の息子さんはすごい成長を見せてくれてると思いますよ!
ハナママさん>コメントありがとうございます!
あたたかいお言葉ありがとうございます!とても嬉しいです♪
そして、園での個別行動のお話ですが、今日もお迎えに行くと玄関の読書コーナーに座っていました。
皆と同じ行動は難しいのか。。。と正直思う気持ちはあるのですが、今の息子にとっては個別行動であっても、まずは幼稚園を楽しめるように持って行く事の方が重要なんですよね。
実は、今日のスクールカウンセリングでハナママさんと同じことをカウンセラーさんから言われました。
今の息子の段階では、個別行動であっても、少しずつスモールステップで自信をつけていく方が大事だと。
「皆と一緒にこだわらなくて大丈夫。」「息子君のペースでしっかり成長してるから大丈夫。」って言われて、そうだよなと思いながら帰ってきました。
就学の事を考えると、集団で動けないのはやっぱり不安ではあります。
1年後どうなっているのかなぁって考え込んでしまうのですが、息子を信じていかなくちゃですね!
今の園と環境なら、息子ペースでいい感じに成長していける気がします♪