昨日、児童デイ。。。といいますか、児童発達支援の某所の見学に行ってきました。
今まで「児童デイ」って思ってたんですけど、未就学児の場合って「児童発達支援」になるんですね。
(だから検索しても未就学児の児童デイというのが引っ掛からなかったわけだ;)
今回は、「面倒くさがらずにいくつか事業所の見学に行った方がいいぞ!」って話をしたいと思います。
児童発達支援とは?
小学校入学までの、障碍のある未就学児が対象。
(小学校入学以降は「児童デイ」と呼ばれる児童デイサービスになります。)
2012年に児童福祉法が改正されて始まった制度であります。
詳しくは児童福祉法の引用部分をご覧ください。
第六条の二の二 この法律で、障害児通所支援とは、児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援及び保育所等訪問支援をいい、障害児通所支援事業とは、障害児通所支援を行う事業をいう。
○2 この法律で、児童発達支援とは、障害児につき、児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練その他の厚生労働省令で定める便宜を供与することをいう。引用:児童福祉法第六条
事業所によって何に力を入れているかは違ってきますが、簡単に言うと障碍を持つ親と子を支援してくれる場であります。
今回、見学に行った事業所は、遊びながら楽しく学んでいくをモットーに「療育」に力を入れているところでした。
10時から15時まで預かってくださいます。(早く迎えに行ってもOK!)
児童発達支援を利用するために
誰でも利用できるよ!ってことはなく、障碍者手帳や受給者証が必要になります。
息子は知的な遅れがなかったため、手帳を取ることが出来ませんでした。
なので、※受給者証を取ることにしました。
※ 受給者証は手帳はないけど、サービスを利用する必要(受ける権利)があるよってこと。
利用までの流れを簡単にお伝えすると
① 児童発達支援の事業所へ見学に行く
気になる事業所があれば見学に行った方が良いです。口コミや写真だけで判断は難しいです。
なので、実際に足を運び、何に力を入れているのか、事業所の雰囲気はどうかを見ておくと安心です。
また、定員があるので、空きがあるかどうかも確認しておきましょう。
② 市役所へ行き、手続きをする
我が家の場合、手帳も受給者証もこの時点では何も持っていなかったので、受給者証の申請をするために行きました。
※ 受給者証の申請に行く場合は、「医師の意見書」も必要になります。
かかっている医療機関の先生にお願いすると書いてもらうことが出来ます。(有料)
和歌山市の場合は、医師の意見書の費用は1000円でした。
手帳や受給者証がすでにあるよって方は、調査員さんとの面談をする日程を決めます。
市役所の方で、いくつか書類を書き、利用計画書があれば提出します。
我が家は利用計画書を持っていなかったので、市役所で頂き後日記入後提出という形になりました。
この利用計画書ですが、セルフで作成することも可能です。
私のように、何を書いたらいいのかわからん。。。と悩んでしまう方は、指定されている事業所で作成協力をお願いすることも可能です。
(ただし、お願いすると待たされる場合があります。)
③ 市役所の方との面談を終え、受給者証が出来るのを待つ
必要な書類を提出したら、あとは発行されるのを待つのみです←我が家は今ここ
受給者証ができたら、児童発達支援の事業所で契約します。
これで利用可能となります。
事業所によって雰囲気などが全く違うと痛感
タイトルにある、「面倒でも見学は行くべきだ」と思う理由がこれです。
事業所によって、ここまで雰囲気が違うのかと驚きましたね。
出来る限り、自分が納得できる事業所を探すことをお勧めします。
前回見学に行った事業所
前回、見学に行ったところは、面白そうな取り組みをしているし楽しそうだなと感じていました。
体操の日があったり、クッキングの日があったり、外へお出かけする日があったんですね。
体操の道具なんかも充実していて、これは息子は喜ぶだろうなと思っていたんです。
しかし、先生の声掛けがちょっと引っ掛かったのと
小学校の大きいお兄ちゃんお姉ちゃんがメインなので、体の小さい息子は大丈夫なのかという心配がありました。
小学生がメインって事もあり、先生がしっかりついて見ているといった様子もなかったところも気になっており
正直なところ、「児童デイ」って「学童保育」となんら変わらないじゃん!って思ってしまいました。
とはいうものの、他に未就学児でも行けるところが見つからず(児童デイで検索していたから当たり前だけど;)
利用したいけど複雑な思いがありました。
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今回見学に行った事業所
その後、スクールカウンセラーさんから、某事業所があるよと教えてくださいました。
それが、今回見学した児童発達支援の事業所です。
立地的にも、今回の事業所なら自転車でも行ける距離なので、万が一のお迎えにも対応できるのは魅力です。
さっそく連絡し、アポを取ったのですが、電話の時点で対応がすごい丁寧!
実際に迎えてくれた時も、すごく歓迎してくれました。
(前回行ったところは、説明もされぬまま部屋に放置を食らったというのに/笑)
前に見学に行った事業所よりは小さいのですが、先生の対応が全く違うことにビックリ!
息子の地雷を踏みそうだというヒヤヒヤ感がありませんでした。
トップだけでなく、他の先生もすごく子どもを見てくれているなと感じました。
遊びのなかで、楽しみながら発達面のサポートをしてくださるようです。
その子の個性を認めて、そのままの個性を育て、その子が持つ感情の表現力を育てるという理念も素敵です♪
先生とお話しした感じや、事業所内の雰囲気がすごく良かったので、私はガッチリ心を掴まれてしまいました(笑)
なにより、息子がすっごく楽しそうに遊んでいるのが嬉しかったです。
前回のところは、勝手分かっているお兄ちゃんお姉ちゃんからの指摘が飛びまくったので、癇癪スイッチがちょくちょく入りました。
今回のところは、先生がいい感じに誘導してくださったので癇癪スイッチは入りませんでした。
そういう意味でも、やっぱり先生との距離が近い方が安心だなと感じました。
同じ年代の子が多いっていうのも安心ポイントでしたね。
肝心の息子に、どっちがいいかと聞いてみたら、「今回のところ!」と即答。
てなわけで、今日は利用計画書を作成してくれている事業に連絡し、事業所の変更を伝え手続きをお願いしました。
通う事業所を決定!
どちらの事業所に通うか迷いましたが
迷った末に、決断したのは今回見学に行った事業所です。
決め手になったのは、「先生方の対応が良かった」という事と、息子が「また行きたい」という気持ちになったからです。
お兄ちゃん、お姉ちゃんの中の方が刺激はありそうな気はするんですが
息子には少し刺激的すぎるといいますか。。。
まずは、落ち着いて過ごせるほうがいいなと思ったので、環境的にも児童発達支援だけの方が良いと感じました。
一方で、小学校になったときは、児童デイに移るわけなので、環境の変化を考えると、
今から「児童発達支援」と「児童デイ」を複合しているタイプの方が後々良いのかもという思いもあります。
どちらにせよ、良し悪しはあるかと思います。
我が家の優先順位は以下の通りでした。
① 先生方が信頼できるかどうか
② 息子が楽しめる環境であるかどうか
③ 内容の充実度
受給者証があるので金銭的な負担は同じです。
両方とも自宅までの送迎があるのですが、突然の体調不良によるお迎えのことや
先日の地震がきっかけで、通行止めでどうしようもなくなる可能性も考えました。
その結果、今回の事業所に決めました。
モヤモヤした気持ちを抱えたまま、強行突破しなくて良かったです。
後は受給者証が発行されるのを待つのみ。
この夏からお世話になります。
息子に何か良い刺激になればいいなと願います♪
☆児童発達支援ってどこに通ったらいいんだろう?と迷われている方へ☆
出来る限り、自分が納得できる事業所に巡り合うまで、いろんな所へ見学に行くのがお勧めです。
口コミや写真だけでは、子どもに合うかどうかまでは分かりにくいので、実際に行って見てお話したほうが確実です。
先生との相性や、子どもに合う雰囲気もそれぞれ違うので、子どもと一緒に一度見学に行っておいたほうが安心です。
お子さんに合う事業所が見つかりますように♪
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参加中
コメント
良いところ見つかって良かったです。支援センターも作業所もいろいろ耳にしますが、息子さんが楽しめる所がいちばんですよね。
大きい子達からの刺激は、成長と共にもれなく受けますしね、慌てなくても良いと思います。
近くに住んでたらなぁ~~~一緒に太鼓叩こうって誘うんだけどなぁ~~~
結構いるんですよ、障害児の子(o^―^o)ニコ 今一番障害度の高い子は「小児麻痺」の子ですが、ちゃんとお母さんから離れてステージに立てるようになりました。可愛いよ(⌒∇⌒)
みーさん>コメントありがとうございます!
本当に良い所が見つかって良かったです♪
市役所の方のお話では、事業所との相性もあるのでしっかりと見ておいた方が良いよって事でした。
ちょうどいいタイミングで、スクールカウンセラーさんからご紹介があり、今回のところと巡り合えました。
小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんの刺激もあるとは思うんですが、
まずは事業所を楽しいって思ってもらいたくて。。。
いきなりハードモードから入らなくていいかなぁと思って、今回のところに決めました。
定型発達の子たちとは成長スピードがやっぱり違って大変な部分はあるんですけど
私にとっては大切な息子でしかないんですよね。
だから、ゆっくりでも成長してくれることがとても嬉しいです♪
これから先、息子も自分の楽しみを見つけて、生きていく喜びや力をつけていってくれると嬉しいな。