自分で歩きたくない4歳息子に取った対策~歩く確率上昇中~

スクールカウンセリング
Alexas_Fotos / Pixabay

自分で歩きたくない系男子の4歳息子。

今まで物で釣ったり、ヨイショしたりいろいろ試してみたものの、抱っこばかり。。。

スクールカウンセラーさんのアドバイスをもとに、新たな作戦を立て実行!

今のところ、歩く確率がぐーんとアップしてきました♪

 

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息子の自分で歩きたくない遍歴

 

息子は自分で歩くより抱っこが大好き!

4歳になっても、抱っこ抱っこな日々。

年少の時は、園側から「自分で歩くように促してください」と注意されてしまうレベルでした。

 

息子の特性的にも、不安を感じやすいっていうのはあったかと思います。

1~2歳くらいの時は、いつもと違う道を通るだけで泣き叫んだりしてました。

今でも、人通りの多いところや、はじめて通る道は「怖いから抱っこ―」って言ってきます。

 

不安からの抱っこは仕方ないなと思っていたのですが、せめて歩きなれた道だけでも歩いてほしい。。。

ということで、今まで褒めたり、物で釣ったりと歩くことへのモチベーションを上げる作戦をしていました。

が!ハッキリ言って一時的な効果はあっても、根本的な解決にはなりませんでした。

 

※ 褒め方が下手だっただけで、効果がなかった可能性もある

 

4月に、息子を抱っこ中に転倒してから、本格的にどうしていくかを考えていく事にしました。

 

 

息子が歩きたくない理由

 

ここで、息子の歩きたくない理由も考えていきます。

息子になぜ歩きたくないのか聞いたときに返ってくる言葉があります。

 

「面倒くさいから!」「しんどいから」「疲れたから」「遊ぶ足はあるけど歩く足はない」

などなど。。。まぁ、自分で歩くより抱っこしてもらってた方が楽だって事なんでしょうね(;´∀`)

 

それと、もう一つは、先の項目で上げた不安感からくるものですね。

人通りの多い道や知らない道は不安が多く、先の見通しが立たないので歩くことに恐怖を感じるってパターンです。

 

不安感を感じているのに無理やり歩かせるのはどうかと思ったので

まずは、ほぼ毎日通る幼稚園までの距離を歩く事を目標に頑張っていきます。

 

 

歩くようになるための作戦

 

では、作戦を考えていきましょう。

私ひとりの力では難しかったので、スクールカウンセラーさんの力も借りました。

スクールカウンセラーさんのアドバイスを取り入れつつ実行していきます。

 

がんばりカードを使う

 

以前紹介した「がんばりカード」ですね。(※A4で印刷可能)

幼稚園までの距離を歩けたらキラキラシール1個貼るよという約束を息子としました。

(行きと帰りは別カウント)

 

半分歩けたら小さいシール。

ほとんどor全部歩けたらキラキラシールというルールです。

 

しかしですね、はじめの1日だけで、次の日からは「シールはいらんから抱っこがいい」となってしまいました。

がんばりカード1つだけではどうも難しいようです。

 

「なんだ、だめじゃねぇか!」と、がんばりカードを放置するのはちょっと待って!

がんばりカードだけでは弱いですが、他の作戦と一緒に使用すると効果を感じました。

 

もし、がんばりカードだけでやろうという方は、歩いた結果に対するご褒美を近くに設定することをお勧めします。

がんばりカードは週末にご褒美形式でしたが、行きと帰り歩けたら〇〇という風にゴールを短めに設定しておきます。

 

ご褒美はおもちゃを買うにすると金銭的にもよろしくないので、

「子どもの好きな夕飯メニューを取り入れる」や「帰ってから子どもの好きな遊びに付き合う」くらいにしておくといいですね(*´▽`*)

 

歩く目的を持たせる

 

がんばりカードだけではイマイチだったので、スクールカウンセラーさんに相談しました。

スクールカウンセラーさんからのアドバイスは「歩くことが楽しいと思えるように持って行かなあかん」でした。

 

「え?どういうこと?」って思ったんですけど、例を聞いて納得。

息子の好きを目的にできるいい方法を教えてもらいました。

一体何かというと「子ども用の旅行に持って行くコロコロを引っ張って歩かせたらいい」でした。

 

世話好きの女の子なら、リュックにぬいぐるみをいれて運んであげる~ってのもいいみたいですよ。

子どもの好きなことにうまく結びつけられる目的を見つけることが必要です。

 

息子の場合は、乗り物が大好きなんですね。特に車が好き。

リヤカーを引っ張って遊んでいる姿を見て、何かを引っ張らせたらいいんじゃないかとスクールカウンセラーさんは思いつかれたようです。

 

おお!これなら絶対に喜んで引っ張って歩く!とは思ったものの、コロコロしながら登園は無理だろうと思ったんですね。

しかし、園側にスクールカウンセリングでの話をし、どうでしょう?と相談してみたところ、快く了承してくださいました。

これにはビックリでした。

 

相談した翌日には「先生全員がこの件を共有してますので、どの先生に声を変えて頂いても大丈夫ですよ。」との事。

神対応かよ!ってことで、メルカリで安い子ども用のコロコロを購入しました。

 

 

息子の反応はというと、予想通り大喜び!「歩いていけるから!」とやる気満々です。

さっそくコロコロを引いて登園したのですが、途中で引っ張る腕が疲れてしまうっていう。。。

でも、日に日に慣れてきたのか、歩いて登園することが出来るようになりました。

※ 無理をさせず、嫌いにならないように細心の注意を払った

 

帰りは引っ張りたくなーいって日も出てきたので、帰りには息子のお気に入りのぬいぐるみを持って行き

「この子を乗せて運んであげてよ♪」なんていいつつ、距離を伸ばしていました。

 

しかし、ここでハプニング。

GW前に体調を崩し、そこから抱っこモードに。

GW明けには再び歩かなくなってしまいました。

 

恥ずかしいという心が育っていないから

 

再び歩かなくなってしまったことを、スクールカウンセラーさんに相談。

すると意外な言葉が返ってきました。

 

「歩かんのやったら仕方ない!お母さんが楽になる方法を考えていこう!」でした。

「ベビーカーに乗る?乗るんやったら乗せてきたらええわ」と続く言葉に、私は唖然。

 

いやいやいや!年中でベビーカーっておかしいやん!!って。

それは、私も恥ずかしいからやりたくないわ!って思ったんですけどね、ベビーカーも大きな子を抱っこしているのも大差ないと(笑)

 

で、ベビーカー登園しようもんなら、絶対にお友達からツッコミが入りますよね。

「なんで赤ちゃんのやつ乗ってんの?」みたいな。

じゃあ、また怒り出したりすんじゃないのか?!ってそれはもう不安ばかりなわけですよ。

 

けど、荒治療でもあるようです。

「恥ずかしい!」と感じる心が育っていないから、今の状態なんですよね(;´∀`)

「赤ちゃんじゃないからベビーカーなんか乗らん!」ってなるのが狙いでもあります。

 

息子より、私が恥ずかしいのでこの技は使いたくないなぁと思ったのですが、息子の恥じらい心を育てるためにもやるしかないか!と決意。

息子にも、歩きたくないのならベビーカーで登園しようって事を伝えました。

息子の反応はというと「歩くん疲れた時に乗るわ」って感じで、嫌がってはなかったです。

 

しかし、ベビーカー作戦が発動するまでに、変化が現れました。

 

言葉かけを意識した

 

ベビーカー作戦発動前に、トリプルPという講座を受けました。

そこで、「肯定的な言い方」でアプローチすることを学びました。

なので、息子には「肯定的な言い方」を意識して言葉かけをしました。

 

[clink url=”https://uru-hachiko.com/developmental-disorder/seminar/okoranaiikuji-sense-practice”]

 

家を出てすぐに「抱っこして!」って時もあるんですが

「いいよ。でも、〇〇駅についたら幼稚園まで歩こうね」

「それじゃ、〇〇があるところまで抱っこするね。そこからは歩こうね」

って感じに言うと、素直にも「はい!」という返事が返ってきました。

 

「はい!」と言いつつ愚図る時は愚図るんですけどね(;´∀`)

そういうときは、がんばりカードの出番です。

シールのために頑張って歩いてくれる時もあります。

それでもだめなら潔く諦めました←

 

でも、約束通りに歩いてくれた時はしっかりと褒めます。

褒め方も「歩けたじゃん!すごいじゃん!」だけじゃなく、過程をしっかり褒めるように心がけます。

どういうところがすごいと感じたかをしっかりと伝え、最後に自分の気持ちも伝えます。

例えば「今日は息子君が〇〇から歩けたね。抱っこって言わないで頑張って歩けてすごいじゃん!母ちゃん、肩がまだ痛かったから助かった!それに、息子君がこんなにたくさん歩けて強い足になってきてることが嬉しいよー♪」って感じですね。

 

褒め方については「ほめない子育てで子どもは伸びる/岸 秀光」という本を参考にしました。

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褒めない子育てなのに参考ってどういう事やねん!って思われるかもですが、なかなか面白いことが書かれている本なんですよ。

ちょっと極端すぎる内容なだけに、引いてしまう部分も多々あるんですが、褒め方については参考になりました。

こちらの本のレビューも近々しますね♪

 

とにかく、言葉かけも効いたのか、がんばって歩ける日が多くなりました。

 

 

他にやった地味なアプローチ

 

他は、おそらく皆さんされていることかと思います(笑)

息子が歩きモードになっている時に、退屈にならないように息子と盛り上がれる話をしたり、歌を歌ったりして気を紛らわせました。

特にお世話になっている歌が「貨物列車シュッシュッシュ~」ってやつですね。

 

後は、道にあるものを障害物に見立てゲーム方式で進むって感じでしょうか。

マンホールが落とし穴だからよけるとか、銀色の雨よけを踏んだら抱っこモード発動だからよけるとか。

影を踏んだら好き好きモードでぴたってくっつくなどして歩いてます。

 

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経過報告

 

体調を崩してから再び歩かなくなったものの、何とか立て直し、歩く距離が多くなってきました。

昨日と今日は、行きも帰りもすべて歩いてくれました!

これは、いろんな作戦が功を奏したんだろうって事で、やっと記事にあげる決心がつきました(笑)

 

ただ、やっぱりムラはあるかと思うので、どうして維持していくかが課題ですね。

体調不良の後は、要注意かと思います。。。

が!絶対に無理やり歩かせず、楽しい気持ちで歩けるように心がけていきたいです。

 

今現在、コロコロは早くも卒業し、がんばりカードと声かけで歩けるようになってきています。

スクールカウンセラーさんに教えていただいた「楽しい気持ちにならんとやろうと思わんで」

本当だなと実感しています!

 

この調子で、歩くのが楽しいと思えるように少しでもなっていけたらいいな♪

そして、恥じらいの心も育って行ってほしいと切に願います(;´∀`)

 

 

 

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コメント

  1. うずら太郎 より:

    ウルさん お疲れ様!!
    読んでてその苦労 本当に大変だなぁ そしてウルさんの頑張りが凄いと
    頭が下がりました。 本当に色々工夫されててすごいですね
    息子くんもママの頑張りに応えてくれているようで良かった!!
    一歩一歩確実に色々クリアしてお兄ちゃんになっていく過程にいつもホノボノとします。
    頑張ってるね 息子くん!! そしてウルさん!!
    息子くんが歩いてくれるようになったら、肩こりや腰痛も減りますね!!
    4歳児を抱っことか本当に体に負担になるから良かった、良かった~
    トミカのコロコロ可愛いですね~♪

    • ウル より:

      うずら太郎さん> コメントありがとうございます!

      褒めすぎですよー!我が家の場合はちょっと工夫が人より必要だから、少しでもやれることはやりたいって感じです(笑)
      幸いにも、医療機関や発達相談員さん、スクールカウンセラーさんなど、力になってくれる方が多々いるのでなんとかなってます。
      出来ることがあるのならやりたい!って気持ちで取り組んでます♪
      ブログを通じて、いろんな方のいろんな意見もすごく助かっているんですよ。
      ほんと、周りの支えがあるからこそ頑張れているんだと思います。

      そして、息子自身にも最近すごく変化がありまして、前向きにいろいろ取り組んでくれることが嬉しいです。
      少しずつだけど、お兄ちゃんになっていっているんだなぁと思うとすごく嬉しいですよー♪
      歩いてくれるようになってきてから、登下校の負担もかなり減ったと感じます。
      この調子で、習慣付いてくれたらいいな(*´▽`*)

      それから、トミカのコロコロ。
      持っていたら注目を浴びるのか、その辺の人に声をかけられます(笑)
      コロコロしている姿はめっちゃ可愛いんですけど、もしかしたら恥じらいの心から「持って行かない!」ってなったのかなぁとも思ったり。
      まさか1か月も立たないうちに卒業するとは思わなかったのですが、おかげで進歩があって良かったです。

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