先日、息子に冗談が通じにくいというお話をしたかと思います。
言葉の表面上だけ受け取ってしまうというお話ですね。
実は、先日の食パンのお話。。。
あれは子どもからしたら「冗談」でははく「揶揄」だったんです。
我が夫婦に不足していたのは、「言葉」でした。
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前回の食パンパニックの概要
前回の日記なんぞ読んでないわって方のために、前回の食パンパニックについてお話しします。
重複するので簡単にまとめます。
① 主人が高級食パンを買ってきた
② 息子の気持ち
・食パンをトーストして、バターをつけて食べるのが好き
③ 主人の言葉
・生食パンだから、焼いたり、何かつけたりせず食べるもの
・すごい美味しい食パンだから、高級食パンを食べたら他の食パンを食べられなくなる
④ 息子の気持ち
・ トーストしてバター付けて食べたいのに否定され悲しくなる
・ 高級食パンを食べてしまったら、他の食パンを食べられなくなってしまうと不安になる
【結果】
こんな食パン買ってこなければよかった!とパニック
とまぁ、このような感じです。
この後、15分ほど泣いたり怒ったりを繰り返しました。
どうなるかと思われましたが、その後トーストして出したところ普通に食べてました←
冗談ではなく揶揄
先日のスクールカウンセリングの時に、この食パンがきっかけでパニックになった話をしました。
言葉をストレートに受け取りすぎるので心配だって話をすると、スクールカウンセラーさんは「そらそうや!」とキッパリ!
「幼稚園児なら、息子君のように思ってしまって当然やで。」
「これは冗談じゃなくて揶揄やな。」
「大人やからわかるけど、子どもにはわかりにくい内容よ。」
と、前回の話は「冗談」ではなく「揶揄」であり、幼稚園児には理解しにくいものだと教えてくれました。
ちなみに、揶揄(やゆ)ってなんだ?ってことですが、からかったり、なぶったりするという意味で、冗談をいってからかったりする意味として使われています。
じゃあ、揶揄も冗談も一緒じゃねぇか!と思ってしまいそうですが、冗談の意味をWikipediaで調べてみると
ジョーク(英: joke)または冗談(じょうだん)は聞き手や読み手を笑わせたり、ユーモアを感じさせる小咄や短い文の事。
引用:Wikipedia
と、冗談って意味だけだと、ユーモアを感じさせ人を笑わせ楽しませるものですが、揶揄になると相手を怒らせて楽しむといった意味になっちゃうって事ですかね。。。
(読解力がないので間違っていたらすいません;)
冗談よりもっと質の悪い事をしていたのか―と反省でした。
圧倒的に言葉が足りない
スクールカウンセラーさんから、さらに指摘されます。
圧倒的に言葉が足りていないと。
必要な事を全て省いてしまっているから、伝わらないのは当たり前。
大人だから想像力が働いて理解できるけれど、経験値の少ない幼稚園児だと想像が難しいから理解できないと教えてもらいました。
今回の場合でいいますと、
「美味しい食パンだから、焼いたり何かつけたりせずにそのまま食べるやつ。」
というと、そのまま食べなくちゃいけないのか!と思ってしまいますよね。
なぜそのまま食べた方がいいのかって事が完全に抜けているんです。
なので、なぜそのまま食べた方がいいのかを伝えた方が、息子には伝わりやすくなります。
「このパンは、生食パンっっていって、いつもの食パンとちょっと違うねん。美味しい材料で上手に作ってるから、そのままで食べてもめっちゃ美味しいんやで。」
「だから、いつもみたいに焼いたりバター付けなくても美味しいんやけどどうする?」
という言葉で伝えると、「このパンはそのまま食べてもおいしいやつなんだな。」という情報が息子に入ります。
いきなり、何もつけんと食べるやつだと言われると、選択肢は1つしかないわけですよ。
そうなると、ただでさえこだわりの強い息子は、トーストして食べることが出来ない!生で食べなくちゃいけない!と混乱しやすくなります。
この後に畳みかけられた「高級食パンを食べたら、もう他の食パンを食べられなくなる。」に関しましても同じです。
大切な部分がごっそりと抜けています(笑)
「(高級食パンはめっちゃ美味しいんだって。)だから、高級食パンを食べたら、(今まで食べていた食パンだと美味しさが物足りなくなって、高級食パンじゃないと満足できなくなっちゃうかもしれないね。他の食パンより高級食パンが良いってなって)、他の食パン食べたくないって思っちゃうかも。」
「なぜ他の食パンを食べられなくなるか」というところが見事に抜かれていました。
日々の会話の中で、「この食パン何番目に美味しい?」などの会話をしていて、1番の美味しい食パンがあるという経験があれば想像しやすくなりますが、日々なんとなく食パンを食べてて、いきなり「この食パンを食べたら他の食パンは食べられない」と聞くと、「なんで?」ってなっちゃうって事です。
これくらいわかるでしょ?じゃなくて、ちゃんと伝えなくちゃいけないなと反省しました。
買い物でよくある風景
ここで、スクールカウンセラーさんが、買い物でよくある風景を例に出して教えてくれました。
「お菓子を1つ買っていいよ。」と言ったところ、子どもは2つあるお菓子のどちらにしようか迷ってなかなか決められません。
その時に、待ちくたびれた親が「もうこっちにしときよ。」と勝手に決めちゃいます。
。。。ありがちな光景ですね。
この「もうこっちにしときなよ。」も先ほどと同じように、圧倒的に言葉が足りていないんです。
なぜ「こっちにしておきなよ。」なのかが抜けているんです。
言葉を付け加えると以下の通りです。
「(どっちにするか迷っているんやったら、お母さんの意見も言っていいかな?)(お母さんは)こっちのお菓子の方が(〇〇だから)いい(と思うけれど、息子君はどうかな?)」
頭ごなしに「こっちにしておきなよ。」と言われると、有無を言わさず決められた感があります。
けれど、迷っているのなら助け舟を出すで!という感じで提案してみると、お母さんはこう思っているのか、じゃあ僕は。。。と考えることが出来ます。
いろんな経験と共に、足りない言葉の分を想像することが出来てくるようにはなりますが、経験がないと想像が難しいので、言葉通りの意味で受け取ってしまいます。
そう考えると、幼児期に言葉で伝えることってめちゃくちゃ大事ですね(;´∀`)
スクールカウンセリングから思った事
息子が言葉通りに受け取てしまいすぎると悩んでいましたが、幼児期は、まだまだ言葉通りに受け取りやすい時期だったんですね。
言葉通りに受けて、泣き崩れてパニックを起こすまではいかないかもしれませんが。。。
でも、今回のカウンセリングで、言葉でしっかり伝える重要性を教えて頂いたことはとてもありがたかったです。
ついついわかるだろうと思って省いちゃってた言葉が、子どもからしたらこんなにも重要なこととは思ってもみなかったです。
これからは、息子にしっかりと伝えられるように、「なぜ」「どうして」を伝える言葉を忘れずにしていきたいです。
経験値がまだ少ないからこそ、言葉で補っていきたいですね♪
今回のスクールカウンセリングもとてもためになるものでした。
次回のスクールカウンセリングも楽しみです。
参加中
コメント
おはようございます!
そっか、そこまで言わないと通じないものなんですね〜。
今、幼稚園の園庭開放で目指せ縄跳び名人ってのをやってて
項目ごとにチャレンジと出来たのシールを貼るカードが
子どもたち各自の分が用意されてるんですが
娘はあと大縄跳びの飛び込みの項目たけ残っていて
他はシールを貼れたんですよ。
でも、いちいちカードを出そうとするので
大縄やらないならカード要らないよ!って言ってもなかなか通じなくて
こっちもイライラしながら大縄の飛び込み以外のシール貼れてるから
縄跳び個人練習ならカード要らないの!大縄やるの?飛び込みやるの?
やらないでしょ?要らないの!!!
って散々言ってやっと通じたので
うちの子アホかも知れないと思ってたんですが
園児はこんなものでしょうか?(笑)
こちらも、感覚で把握してることのほうが多いので
言葉で理論的に説明するとか苦手なんですよね。
子供との会話って難しいわ〜。
yukiさん>コメントありがとうございます!
そうなんですよ。大人ってそこまで言わなくても想像で分かっちゃうから省いちゃうんですよね。
けど、子どもはまだ経験値が低くて想像が難しいことから理解しにくいことが多々あるみたいです。
カウンセラーさんに言われて、そうだよな。。。と反省しきりでした。
そして、縄跳び名人!
たぶん、うちの園も3学期にあるかも。(去年やっているのを見た覚えがある)
こういったルールの説明って難しいですよね。
息子の場合は、情報量が多いと混乱しちゃうので、なるべくシンプルに伝えるようにしています。
「〇〇のときは〇〇」みたいな。。。で、飲み込めてきてから、次のステップへという感じですね。
あとは、家に帰ってから絵に描いて説明したりが定番かなぁ。
それでも、ルールが複雑なものはなかなか厳しいですね。
ほんと、言葉だけで説明するのって難しいですよね。
私は、リアルタイムで進んでいく会話がすごく苦手なので、子どもだけでなく大人での会話も苦手です。
後になってああ言っておけばっていうの多いです。