今回は、息子の「〇〇はなんて言ってた?(思ってた?)」の更なる続編記事です。
こちらも、先日のスクールカウンセリングの中で出た話題でして、カウンセラーさんとお話してきました。
そして、新たな対策法を教えて頂きました。
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息子の「なんて言ってた?(思ってた?)」について
息子はよく「〇〇したとき、△△はなんて言ってた?(思ってた?)」ってことを聞いていきます。
この行動について、はじめに声をかけてくださったのがST(言語療法)の療法士さん。
その後、医療機関の担当医さん、OT(作業療法)の療法士さんともお話しすることになりました。
これらの結果、以下の3つの対応をしていました。
・いくつかの答えを準備して息子に選んでもらう
・褒めてほしいときの「なんて思ってた?」が出そうなときは先回りをする
・何度も聞いてくるときは、その質問はさっき答えたでと切り上げる
これら3つの対応を続けるうち、1つの答えには固視ししなくなってきたものの、やはり何度も聞きに来られます。
何か1つのことをすれば、「母ちゃんはどう思ってた?」と聞きに来るので、疲れている時は勘弁してくれー!と思ってしまいます。
スクールカウンセラーさんの見解
息子が前向きになってきたって話から、今回の話をスクールカウンセラーさんともお話しすることになったのですが、スクールカウンセラーさんの見解も「そうかも!」と思ってしまうものでした。
スクールカウンセラーさんが言うに、息子のこの行動は「自分を認めてもらいたい」って気持ちからだそう。
(OTの療法士さんの「褒めてほしいんじゃないかなぁ?」と同じ!)
そして、思っていることがそのまま言葉として出ている状態なんじゃないか?と言われました。
というのが、私たちは思っていても口に出さない言葉(頭の中で考えている事)が、息子の場合はそのまま言葉に出ちゃっている状態なんだと。
つまり、息子の頭の中で「今の行動をして、△△さんはどう思ったんだろう?」と考えてたら、それがそのまま言葉になって出ちゃってるって感じですね。
これら一連の動きが、自分の行動に対して相手がどう思ったかを知りたい!認めてもらいたい!という行動なのでは?と予想。
これを聞いて、やっとスッキリしました。
皆の意見から息子の行動に繋がりが見えてきました。
スクールカウンセラーさんからのアドバイス
息子の「なんて言ってる?(思ってる?)」には、気持ちの動きの確認の意味が大きい。
とはいえ、何度も聞かれるとしんどい。
なので、どうすればいいのかアドバイスを頂きました。
終わりがないから続くので区切りをつける
スクールカウンセラーさんから言われたのは「終わりがないから続く」でした。
どこかで聞いたフレーズだなぁと思ったら、しゃべり続ける息子の事を相談した時と同じでしたね(;´∀`)
終わりがないってどういうこと?って事ですが、息子自身が感じていることが合っているのかどうかわからないって事です。
例えば
息子「僕が〇〇出来て、母ちゃんはどう思ってた?」(私が息子の起こした行動についてどう感じたか知りたい)
私「〇〇出来てすごいと思ったよ!」(今回の行動は認めてもらえたと確認)
違うパターンで同じことが出来る
息子「僕が〇〇出来て~(以下略)」・・・エンドレス
といった感じに、少しパターンが違うごとに毎度毎度確認作業が入ります。
自分が感じている気持ちの動き(出来て認めてもらえたか)が合っているかどうかが知りたいからですね。
スクールカウンセラーさんは、「気持ちが合っているかどうかわかるようにしてあげな」とアドバイスしてくれました。
教えて頂いたアドバイスをさっそく実践です(笑)
息子に「じゃあ、息子君は母ちゃんがどう思ってたと思う?」とまず聞き返すようにします。
予想通り、息子は「母ちゃんが答えてよ!」ってなりました。(間違ってたら嫌だからが発動)
これにめげず「息子君が〇〇出来て、母ちゃんはどんな気持ちになったでしょうか。」とクイズ調でもう一度聞き返してみました。
医療機関の先生に教えて頂いた通り、3通りくらいのパターンを出しました。
すると息子が「出来てすごい!って思った。」と息子が答えてくれました。
ここで「正解!」と息子に伝えます。←これが重要(笑)
これで、息子は自分の行動に対しての私の気持ちが合ってたんだと安心したようです。
何度か続けるうちに、「〇〇って思った!」とハッキリ答えてるようになりました。
このやり取りをしているうちに、自分の行動に対してどう思ったかを感じてくれやすくなった気がします。
ただ、毎回同じ回答をすると、その回答に縛られることになるので微妙に表現を変えたりしています。
(「前まで出来なかったことが出来てすごいと思った!」「どうなるのかな?って思ってたけど出来てビックリした!」「上手に出来るようになったんを見て、頑張ったんやなって思った!」等)
しばらく続けて様子を見ていく事にします。
今回のカウンセリングで思った事
息子の「なんて言ってた?(思ってた)?」の行動。
今までの話がすべてつながった気がします。
息子の行動の意味は
・自分の行動に対し、人の気持ちがどう動いたのかを知りたい
・出来たことを認めてもらいたい
・表現方法を吸収(気持ちを表す言葉を覚える)
といったところでしょうか。
カウンセラーさんに「頭の中で考えていることがそのまま出ている状態」と聞いて、え?!と思ったんですが、言われてみれば。。。な感じではあります。
よく自閉症スペクトラムあるあるとして、「思っていることをそのまま口に出してしまう」という特性が書かれた書籍があります。
【例】太っている人に対して「太ってますね」って言ってしまうなど
おそらく、それと同じような感覚なのかもしれません。
1つ1つ話し合いをして教えていくしかないですね。
そして、実はもう1つ、コミュニケーション面で困っていることが今あります。
長くなるので分けますが、次回は「相手を見下す?比較する??おかしな確認法の実態」についてもカウンセラーさんとお話してきたので、対策法を含めてご紹介していきます。
参加中
コメント
今息子さんはいろんな会話を吸収しているんだね😊
大人になって下ばっかり見る人は困ったもんだけど、今こんな小さいうちにこうやっていろいろ考える事で大人になったらもっと豊かな考え方があるって知れるような気がするね!
子供は順々にいろんな考え方を知っていくんだね。私も成長の証なんだって事を覚えておきたいな😊いつか息子もこんな時がくると思うから。
ノンさん>コメントありがとうございます!
息子は、良くも悪くも吸収しやすいですね。
リアルの言葉だけに限らず、絵本のフレーズなんかも吸収しやすいように感じます。
下を見るような言葉は、今のところ「過去の自分」と「赤ちゃん設定のぬいぐるみのピヨちゃん」限定。
おそらく、私が「昔に比べてこんなことが出来るようになってすごいね」って褒め方をしていたからかと思います😓
なんで、息子には「出来なかったけど出来るようになった自分を認めてあげよう」「今できなくても、努力や頑張りで出来る事が増えていく」「誰かと比べたりなんてしなくていいんだよ。今の自分を大切にしよう」って事を伝えているところです。
ほんと大人になっても下を見てホッとしているって人はいると思います。
それを口に出す人は少ないだろうけど、大人でも口に出しちゃう人はいますもんね。
困った行動だなぁと思ったけど、成長の証でもあるから、軌道修正しつつやっていきます♪