5歳の息子は、服へのこだわりがありました。
息子の服へのこだわり。。。
それは、「車柄」しか着ないというものでした。
頭の先からつま先まで全身車柄。
おしゃれの「お」の文字もありません。
車柄にすごいこだわりを見せていた息子ですが、最近になり全身車柄を卒業しました。
今回、息子の服へのこだわりについてお話していきます。
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幼児の服へのこだわりはあるある?
「服にこだわりが出てきた!」って話はよく聞きますよね。
お気に入りの服ばかりを着たがったり、寒いのに薄着の服装をチョイスしたり。。。
我が家も例にもれずそうでした。
姪っ子なんかもそうですが、女の子は割とファッションに厳しい気がします。
「この組み合わせは可愛くない!」と、バッサリと切り捨てられると妹がこぼしていました。
自我が出てくると、多かれ少なかれ服へのこだわりが出てくる子がいますので、「服へのこだわりがすごい=発達障害」ってわけではないです。
服へのこだわりは定型さんでも発達さんでも関係なくあるあるな事かと思います。
(感覚過敏による肌触りへのこだわりは、発達障害あるあるな気がするけど)
本やネットでよく聞く対処法というと、
・着てもいい服(季節に合った服)だけを準備しておく
・準備した中から子どもに選んでもらう
・同じ服ばかり着たがる場合、同じものをもう1着準備しておく
・上手に選べたら褒める
息子の場合も上記の対策をしました。
とりあえず組み合わせが奇抜でも、風邪を引くわけでもないんでそこはスルーです。
はじめは季節や場所に合わせた服選びをするを目標に取り組みました。
上の対策で、目標である「季節や場所に合わせた服選びをする」は出来るようになったものの、全身車柄だけは手強かったです。
しかし、最近になって今まで譲らなかった車柄を卒業する時がやってきました。
息子の服へのこだわり遍歴
ここで、息子の服に対してのこだわり遍歴をご紹介していきます。
1歳は半袖から長袖の衣替えに苦戦
1歳の秋までは、着替えにこだわりを感じたことは全くありませんでした。
「今日はこれ着ようね」と私が出した服を素直に着てくれたもんです。
しかし、半袖から長袖に変わる時が大変でした。
長袖は着ないぞ!と言わんばかりに断固拒否!
服を引っ張って脱ごうとするんですね。
でも、自分で脱げないもんだから大泣きです。
今になって思うのですが、おそらくこれは感覚過敏によるものだったのではないかなと。。。
半袖の時にはなかった、手首の周りの布が気持ち悪くて仕方ない様子でした。
結局この時は、袖を折り返して7分くらいするところから始め、徐々に長袖へ近づけていった記憶があります。
そのうち慣れたのか泣き叫ばなくなりました。(たぶん1週間くらいはギャーギャーなってた)
2歳の秋も同じことを繰り返しましたが、長袖に慣れるまでの期間は2.3日で済みました。
年々落ち着き、今では衣替えはスムーズになっています。
2歳後半から服へのこだわりが出てきた
息子が服にうるさくなってきたのは2歳後半くらいからです。
今まできていた服を急に着なくなったんですね。
「イヤ」と言い、お着替えすることを拒否するようになりました。
困り果てた私は、本やネットにあった対策を開始!
どこかで「ダサくても親が困るだけ」っていうのを見て、確かにそうだよなと思い車柄でも何でもいいやって気持ちになりました(笑)
着替え自体を拒否していた息子ですが、自分で選んだ服なら着るようになり、すんなりと目標を達成することが出来ました。
3~4歳が一番こだわりが強かった
息子の服へのこだわりが最も強かったのが3~4歳です。
2歳後半は、全体のどこかに車があればOKだったものが、3歳になると各アイテムに車必須になってしまいました。
そのため、頭のてっぺんからつま先まで車まみれです。
肌着なんて上に服を着るから、常に見えるもんじゃないじゃん!って思うのですが、そういう問題じゃないようで肌着も靴下もすべて車!
リュックや靴も車!もはや全身車男です。
正直言いますと、入園の時に制服を着れるかどうか心配するほどにこだわりが強かったです。
制服を着てくれた時に、ホッとしましたからね。。。
でも、制服以外はやはり車まみれでした(笑)
息子のこだわりが強くなるまでは、息子の服を作ったりもしていたんですが、年少の夏祭りの甚平を最後に、息子の服は全く作らなくなってしまいました。
作ったのに1回も着ずにお蔵入り。。。ってこともあり、もう市販でいいかーってなちゃいました。
5歳になりこだわりがマイルドに
年中になってからも、車柄は続きました。
何気に困るのが、トップスの車柄はあるんですが、車側のズボンってあまりないという事!
あったとしても、車総柄みたいなお洒落上級者でないと着こなせないような代物なんですよね。
うちの息子のように車柄×車柄で考えていると、痛い目を見るようなデザインしかありません。
間違いなく事故になってしまうパターンです。
そのため、無地のものを購入してワッペンを貼りなんとかしていました。
しかし、この秋くらいから様子が変わってきました。
衣替えの時期に、ワッペンを後で貼るつもりで買ってきたズボンをあっさりとはいたんですね。
もう、すかさず主人と私で「似合ってる!」「お兄ちゃんみたい!」「格好いい!」とワッショイです←
おそらく、息子にお兄ちゃんスイッチが入っていたっていうのと、新たなブーム「恐竜」「ロボット」でOKの範囲が広がっていたからかと思います。
さらに「前までダメだったことが大丈夫になった!」ブームの力も大きいですね。
(トリプルPや普段の訓練などで前向きな発言をするようになってきていた)
今まで「これしかダメ!」だったものが、徐々に「これとこれならいいよ」に変化し、「これもいけるかも?」と少しずつ大丈夫の範囲が広がってきています。
この5歳の冬にして、全身車男から卒業することが出来ました。
息子の服装のこだわりを振り返って思った事
服装のこだわりがすごかった息子。
おしゃれとは程遠かったのですが、今になってやっとこだわりも服装も落ち着いてきました。
半袖長袖の件は、恐らく感覚過敏によるものなので、息子自身も不快感があり大変だったかと思います。
こういった感じの感覚過敏は今でも多々あります。(お気に入りの手触り等)
全身車柄については、奇抜な恰好なだけだったんで、息子の好きにやらせていました。
人に迷惑をかけるこだわりじゃないので。
息子のファッションセンスは大丈夫か?と心配になる事もありましたが、なんだかんだ大丈夫の範囲が広がってくると道は開けてきました。
前の診察の時に「いろんな答えを準備しておいて、いろんなやり方がある事を知っていけたらいい」という先生の言葉。
たぶん、この服の件も似たようなものなのかもしれません。
少しずつ息子の世界が広がってきたって事なんだろうなぁと。
この先、また奇抜な恰好をしたがる時が来るかもしれませんが、TPOさえわきまえていたら自由にさせようと思っています。
服装も自分を表現するツールですからね。
とにかく、息子の服装の世界が広がってよかったです♪
参加中
コメント
確かに柄選ぶようになってきたよー。パジャマ用意してても急に車のやつ持ってきて今日はこれなのー♫ってなってる。子供って明るい色が好きだから、車柄だからと間に合わせで買ったパジャマがめっちゃ柄柄してるけど嬉しそうに着てるの見て、こんなんがいいのか、よく分からんとか思う(笑)
でもなんか自分で、選ぶ作業をしてくれるようになった事に感動してるところ〜。
気づけばこの冬私自身、息子が車がいいかなと思って車柄ばっかり買っていた。
2歳のウルちゃんの息子さんと気が合いそうね❤
ノンさん>コメントありがとうございます!
息子君も車柄が好きなのね(笑)
そうそう!めっちゃ柄柄しているけれど喜んで着ているはうちも一緒です!
え?めっちゃ賑やかすぎやしませんか?って思ってしまうけれど、むしろ好きな絵がいっぱいついているから良いんだよ!みたいな。
昔は何でも着てくれたじゃん!って思うけれど、この選ぶ作業も成長の印ですもんね。
おかげで使わず終いの布もわんさかあるんだけど、もうこれは他のものを作るよ(´;ω;`)
(息子曰く、パンダは格好良くないらしい)