児童館に入館拒否をされたという熊田さんの話を聞いて思う事

思う事

今朝、「児童館で入館を拒否される」というようなタイトルのニュースを見かけて、「ん?」と思って見てみたわけですが。。。

ニュースのタイトルだけでは、「なんで入館拒否?」と不思議だったのが、読んでみると「まぁそうなるわな。」っていうような内容。

ジャングルジムやボールプールのあるアスレチック系の児童館に、大人1人に対して子ども3人だと利用できなかったっていう話でした。

 

ニュースのコメ欄やTwitterなどでも賛否両論なこの話題。

昔、テーマパークでバイトした経験があるので、この手の話題には少し敏感な私です。

今回の件に関して、私が思う事を吐き出していきます。

 

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入館拒否までの流れ

 

詳しくは、熊田さんのブログを見れば一発です。

が、見るのも面倒だって方のために要約しますと

 

・ 日曜日にご主人に仕事が入る

・ 雨だったので公園遊びは諦めて、1人で子ども3人を連れ児童館へ

・ 児童館は時間制で整理券が必要

・ 子どもたちは遊ぶ気満々

・ 順番になって入ろうとするが、大人1人につき子どもは2名までと入館を断られる

・ 0歳の子を抱っこひもで抱っこしながら上の子を見ると提案するが断られる

・ 確認不足だったとミスを認め、高架下の公園で遊んだ

 

熊田さんは、自分の確認ミスだったことを認め、引き下がっています。

ごり押しして入ろうとしたわけでもなさそうです。

(「ねばったのですが」とは書かれてますけど;)

 

ニュースの番組内でも「施設を使うならルールに従うことは当然。安全第一と言われると母親としてそれが一番大事なので仕方ない。」という風にコメントされています。

なんで?と不満に思う気持ちは多少あったかもしれませんが、最終的にはルールには従ってますし、熊田さんを叩く必要はないんじゃないかなぁ?というのが私の感想です。

 

 

賛否両論な意見を見て思う事

 

熊田さんのこの一件について、賛否両論な意見が飛び交っていますね。

まぁ、我が家は1人っ子なので、大人の人数が足りなくては入れない!という悩みに直面することがありません。

そういうのもあって、3人育児の大変さについてのわかりみは少ないかもしれません。

 

というのが、賛成意見の方にあるのは「これだから少子化が進む」「子だくさんにも優しくあってほしい」というもの。

今回の件は、これを聞いてもね、私はあまり響かないんですよ。

確かに、子だくさんにも優しくあってほしいっていうのは分かるんです。

でも、今回の件はそれとこれとは話は別なんじゃないか?って思うからなんですね。

 

3人も育ててらっしゃるのはすごいと本当に思うんです。

私なんて1人でもキャパオーバーになる事が多いですから。

大変さは1人とは比べようもないくらいすごいのは間違いないかと。

だから、子だくさんの方を見るとすごいなと尊敬します。

 

けどね、今回の件って安全面に関わる事じゃないですか。

情だけで「いいよいいよ!」っていうのは違うと思うんです。

熊田さんがテレビでコメントされていたように、楽しむよりも安全が第一なわけですよ。

 

反対意見にある「ルールに従うべき」ていう言葉だけだと冷たく感じちゃうかもしれないんですけれど、このルールは何のためにあるのかっていうと、安全に楽しむためにあるんですよね。

運営している側が最も優先することは、お客様に安全に楽しんでもらうこと。

とてもじゃないけれど、「安全とは言えないけど遊んでいいですよー。」なんて言えないですよね。

 

ウル

私が運営側だったら、そんな無責任なこと言えないわ

 

なので、私は児童館側の対処は正しかったと思っています。

 

今回話題に上がった児童館のページも見てみたんですけどすごいですね。

ジャングルジムやボールプールがあるとは書かれてましたが、画像を見るとけっこう本格的。

 

公式サイト様→東向島児童館分館【キラむこ】ホームページ 

 

児童館の画像見た瞬間思いましたよね。

これ、大人1人で3人は(乳児抱っこ紐でも)厳しすぎるやろって。

児童館のルールにある「大人1人に子ども2人まで」というのは適正だと感じました。

 

利用方法をさらに読みすすめると、安全のために考えられていることがすごいわかります。

区は今後について検討しているとコメントしていますが。。。今後どうなるのか気になるところです。

 

 

テーマパークで働いている時にも思ったこと

 

私が児童館側の対処が正しいと思うのは、昔やったテーマパークでのバイトの経験からきています。

アトラクションの運転なんかもやっていましたが、いろんな親がいました。

 

・ 年齢や身長、怪我をしているなど利用制限に引っ掛かる子を乗せてくれと親がごり押し

・ 上の子だけ乗れて下の子が乗れないのが可哀想だから乗せてくれと親がごり押し

・ 親のチケット代がいる(払いたくない)ので、子どもたちだけで乗せてほしい

・ 子どもに年齢の嘘申告をさせる

 

ざっと4つほど挙げましたが、一番下の「子どもに年齢の嘘申告」は本当に多かったです。

なぜこんなことをするのかっていうと、アトラクションを利用するためですね。

幼稚園だと小学生以上の同伴が必要だったので、子ども1人で利用させるために嘘の申告を~なんてことがありました。

 

年齢を尋ねた時に、子どもが年齢を正直に言った瞬間、親が「お前あほか!乗れなくなったやろ!」と子どもの頭を叩いたなんてこともありました。

(今でも鮮明に覚えてるくらい衝撃な出来事だった;)

 

このような感じに、とにかくアトラクションに乗せてあげたい一心で、制限に引っ掛かるのに乗せてくれ!というのは日常茶飯にありました。

お断りしてすんなり引き下がってくれる方が稀でしたね。

粘られるパターンの方が多かったです。

 

これね、断っている方も辛いんですよ。

乗せてあげたいって気持ちはあっても、万が一を考えると「いいよ」とは言えないんですよ。

お客様の命を預かって運転しているわけですからね。

 

「ちょっとくらい!」って気持ちがあるかもしれないですが、この「ちょっとくらい」を許してしまうと、線引きが曖昧になってくるんです。

そうなると安全に利用するためのルールの意味ってなくなりますよね。

「さっきの人は利用できたのに、なぜ私は駄目なんだ!」と「私も!」「私だって!」となってきますよね。

そうなると安全の質ってだんだん落ちちゃうんです。事故が起きやすくなるんですよ。

そう思うと怖くないですか?

 

子どもに楽しんでもらいたいって気持ちは痛いほどわかるんですけど、安全あってこそ楽しめるんですよ。

万が一怪我なんてしたら楽しいどころの話じゃありませんからね。

私は「子どもを安全に遊ばせるのも親の務め」だと思ってます。

 

 

ルールは排除のためじゃなく「お願い」である

 

ルールに対して「排除だ!」「可哀想だ!」とフンガー!なっている人に言いたい。

ルールは何のためにあるの?って。

 

しつこいようだけど、ルールは皆の安全を守るためにあるんですよ。

自分たちだけが良かったらいいじゃなくて、他の利用者もみんなひっくるめて安全に楽しむためにあるんですよ。

 

子だくさんで大変だから息抜きのために児童館に行くっていうのはわかるんです。

児童館に行くな!って言ってるわけじゃないんです。

今回は、たまたま利用しようと思った児童館が、大人1人で3人で見るのは安全面から考えて難しいってことから、大人1人につき子どもが2人までというルールが定められていたってだけなんですよ。

 

これは排除でもなんでもなく、利用者が安全に楽しむためにお願いしますって事なんですよ。

「私が責任を持って見るから!」って方もいらっしゃるかもしれないですが、そういうわけにはいかないんですよ。

だって、万が一が起こってしまったら、責任を負うのは児童館側ですからね。

トラブルが続くと、閉鎖って事にもなりかねません。

 

不平等だ!と相手に訴えるばかりでは何もなりません。

対応できないって事で、今後このような児童館がなくなってしまうことも考えられます。

公園の遊具がなくなるのと一緒のような感じですね。

 

これからも利用を続けていくためには、利用者の方の理解が必要不可欠。

安全にかかわる部分でのルールは出来る限り守っていきたいです。

 

 

 

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コメント

  1. たたとあ より:

    親が子供に嘘つかせて…ってのに驚いてしまいました。
    そんな一時の楽しみのために、嘘をついていいと覚えた子供の将来が心配です。

    • ウル より:

      たたとあさん>コメントありがとうございます。

      年齢の嘘申告の背景にあるのは、やっぱり利用制限によるものでしょうね。
      あとは、2歳だと無料だけど3歳だと有料だとか。
      なので、アトラクションによって年齢を使い分けている方もいらっしゃいました。
      (当時は、嘘つくにしても、どっちかにしておけよと思った)

      テーマパークにくるとテンションが上がるというか、気が大きくなられるのか、目先の楽しさしか見えてない方は多かったです。
      この経験から、私は絶対に子どもにそういうことはしねぇぞ!って気持ちになりました;

  2. 匿名 より:

    基準やルールを事前に知らないから起こることですよね。知らせてない方の不手際であると思います。
    ルールを守りたくとも、見落としやすいとか書いてない世間が絶対に非があります。

    公式HPやパンフレット、入口に表示されていればいいだけの事だと思います。今は知りませんが遊園地などでも、中に入って並んで目の前に来てから〇歳以下ダメとか身長が〜という経験を何度もしました。
    そういう対策をしていて、虚偽の申告は許せませんが前提がおざなりでマナーやルールというのはおかしいと思います。

    • ウル より:

      匿名さん>コメントありがとうございます。

      今回の件に関しましては、実際の施設を見ていなので何とも言えない部分はあります。
      公式HPには「ご利用にあたって」という欄に詳しく説明されてますし、整理券にも「この件で乳幼児2名まで入室出来ます」と記載されています。
      なので、疑問があればはじめに係の人に聞けば良かったんじゃないかな?って思うんですね。
      「まぁ、なんとかなるでしょ」で確認を怠っているケースもあるかと思うので、必ずしも世間に非があるというわけではないかなと。

      ちなみに、私が過去に働いていたところでも記載はしていました。
      公式HPはもちろん、パンフレット、入場ゲート、券売機の前、各アトラクション入口に「お願い」を記載していたにもかかわらずでした。
      なので、当時はごり押ししてくる方に対して、どんだけ確認してないんだろうって疑問でした。

      といいますか、書いていないテーマパークがあることに驚きです。
      何度もということですが、制限にかかりそうな微妙なラインであるからこそ確認はしっかりしたいですね。
      不親切な案内で嫌な思いをされたとの事。。。楽しい気持ちに水を差され残念な気持ちになられたかと思います。

      ただ、思うのは片方がどうにかするのではなくて、お互いの配慮かなぁと思うんです。
      熊田さんも「他で断られたことがなかったから」とコメントされていましたが、運営が変われば条件が変わってもおかしい話ではありません。
      他がいけるからと言って、ここも似たようなもんだから大丈夫だって事はないです。
      そういった意味でも、施設側は案内をわかりやすくし、利用者側も確認をすることが大事だと感じました。

  3. 無責任おばさん より:

    ウルさんのご意見は安全確保の点からは非常に確実・まっとうですね。

    児童館は公の運営なので(遊園地と異なり)、どうしてもいろんな状況のお子さん・ご家族に対応してあげてほしいと感じてしまいますね……実際には安全確保のための人員・設備・予算その他の理由で非常に難しいのでしょうが。

    ・この児童館の近辺(この「近辺」の感覚もご家庭によるでしょうが例えば3~5kmほど離れたところ?)に、大人ひとりに子ども三人以上でも入館できる児童館または類似の施設がある
    ・この児童館のアスレチックコーナーのほかに、大人ひとりに子ども三人以上でも利用できるコーナーがある

    などあれば、また違った話になってくるでしょうが、それこそ地域によりますし、難しい話でしょうね。

    >不平等だ!と相手に訴えるばかりでは何もなりません。
    >対応できないって事で、今後このような児童館がなくなってしまうことも考えられます。
    >公園の遊具がなくなるのと一緒のような感じですね。

    利用できないお子さん・ご家族にとっては、児童館はあっても無いのと同じですね。
    利用できるお子さん・ご家族は幸いです。

    • ウル より:

      無責任おばさんさん>コメントありがとうございます!

      過去にテーマパークで働いていた経験から、どうしても安全面の方が気になってしまいます。
      万が一が起こらないようにはしているけれど、万が一が起こってしまったときのことを考えると簡単に「いいよ」とは言えないよなーと。
      一度例外を許してしまうと、段々と線引きが曖昧になってしまいます。そして、安全性が下がっていき、事故が起こりやすくなってしまいます。
      それが一番怖いと思うのです。

      賛成派の意見の方で「子どもを預かってくれる場所があればいい」「職員がついてくれればいい」という意見も見かけました。
      確かに、そうすれば子どもが多くても安全に利用できるでしょう。
      ただ、無料施設にそこまで求めるのは酷な気がするんですね。
      1組だけならまだしも、何組もとなってくると施設側の負担が大きすぎますよね。
      なんとかするには、有料化などするしかなくなってくるかと。。。(それはそれで、不平等とまた言い出す人が出てきそうですが)
      公の場ではありますが、施設も運営していかなければいけないですからね。
      本当に難しい問題だと思います。

      私の住んでいる地域は田舎なもんで、このような立派な施設がないので羨ましいくらいです(笑)
      墨田区では、この施設のほかにも児童館はいくつかあり、制限があるのは今回話題になった児童館だけの模様。
      なので、ここしか児童館がない!ってわけでもなさそうです。
      ただ、アスレチック系のこの規模の児童館は他にはないですね。
      どうしても、キラむこさんを利用したいのであれば、「父親も一緒の日に利用する」「1人を預けてからくる」「ファミサポを使う」等をする必要があるかと。。。

      断られた!と残念な気持ちはあるのは当然。遊ぶ気満々だった子たちも悲しかったでしょう。
      でも、利用する以上は、その場所のルールに従う必要があるので仕方ないと言えば仕方ないことでもあるよなーと。。。
      辛いところではありますが、どうしようもないことを嘆いていても仕方ないので、今ある環境のなかで出来る限りのことをしていくしかないのが現実です。

      子だくさんだと選択肢が減ってしまうのはしんどいですよね。
      「利用出来ないのなら、あってもないと同じ」は確かにそうです。
      だからといって、いざ閉鎖になってしまうと、利用出来るはずだった人も「ない」になってしまうんです。
      そうなるととても残念だなと思ってしまいます。

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