【トリプルP】躾の意味を答えられますか?から始まった講演会

講座

前回の記事に引き続き、講演会に行った感想を書いていきます。

前回記事

 

講演会の後半は、以前受けたトリプルPのセミナーの講師と同じ、家本めぐみ先生でした。

セミナーを受けて実践したところ、私のイライラ率は減少し、息子自身も前向きな気持ちになってきたと感じていました。

だから、家本先生のお話をまた聞きたいと思ったのが、今回の講演会に参加した理由ですね。

 

トリプルPの考え方が好きという事もあり、今回の講演会をすごく楽しみにしていました。

講演会の感想は、一言で言うと「セミナーを凝縮した感じ」でした。

セミナーと比べると少し物足りない気もしましたが、それでも育児に対する気持ちをスッキリさせてくれるというか、聞き終わった後は、また頑張ろうと思える内容でした。

 

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躾の意味を答えられますか?

 

一番初めに先生から問いかけられました。

「躾の意味って皆さん答えられますか?」と。

 

先生からの問いかけに、私ははっきりと答えることが出来ませんでした。

あれだけ「躾はしっかりしなくちゃ!」と思っているにもかかわらずこの様です(笑)

 

Wikipediaでも調べてみました。

しつけ(躾・仕付けまたは仕付)とは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む。ドイツ語では、しつけのことを、die Zuchtというが、これは人に限らず動物(家畜)の調教、訓練の意味もあり日本語のしつけと同じである。

引用:Wikipedia

 

わかるようなわからんような、簡単に言うと「社会に出ても恥ずかしくないように、礼儀作法を教えていく」といったところでしょうか?

さらに読み進めていくと、こういった記述もあります。

 

しつけとは、教育することと言い換えても良いが、教育一般よりも生活全般に根ざした、更に根源的な事柄にまつわる部分を教えていく行為を指す。特に言葉が理解出来ない幼児の教育に関しては、様々な態度で接することで「やって良いこと(=誉められる)」「やってはいけないこと(=罰せられる)」の区別をつけさせることでもある。
伝統的なしつけの手法では、罰の中に体罰を含むこともあるため、近年ではその体罰をもって「児童虐待ではないか?」とする問題提起もなされている。もちろん、しつけの中には体罰によらない方法もあり、きちんとできたら誉めるなどして、行動をより積極的に行わせるようにする様式も見られる。罰するにしても、口頭で叱るという様式もしつけには含まれる。

引用:Wikipedia

 

こちらの方がわかりやすいですね。

ちらっと前回の記事にあった、虐待や体罰についても書かれています。

ここにある「やっていいこと」「やっていけないこと」が肝になります。

 

さて、気になる先生の回答はというとー

「躾とは、やっていいことを教える事」

 

やってはいけないことを教えるのではなく、やっていいことを教えていくんだよと言われました。

え?何が違うん?って思われるかもですが、否定と肯定ですね。

 

「ダメ!」「やらないで!」っていうのは否定から入ります。

この否定が、指示を受け入れにくくするんですね。

 

人間、否定されるより肯定される方が好きです。

否定されると、防御の体制に入ります。

 

先日のスクールカウンセラーさんの話にもあったものですね。

 

けど、禁止教育で育ってきた私たちは否定的な言葉を使いがちです。(廊下は走らない!等)

前のセミナーの感想記事である「怒らない育児の本当の意味~」にも書いていますが、「〇〇しないで!」ってことを、親はつい言ってしまうんですね。

 

親自身も「ダメ!」ばかり子どもには言いたくないですよね。

なので、先生の「やってほしいことを教えていく」という言葉に、気持ちが軽くなりました。

 

 

本当に注目しなくちゃいけなかった事

 

講演会の内容は、前回のセミナーの内容をギュッと詰め込んだ感じでした。

なので、「うんうん!前に聞いたやつだ!」と復習といいますか、再確認することが出来ました。

 

私は、トリプルPの考え方がとても好きです。

トリプルPは、親のためのプログラムではあるんですが、私自身「親も子も前向きになれるプログラム」だと思っています。

 

中でも一番好きなのが「良い所にとにかく注目する」という教えですね。

以前のセミナーでも、「出来ない事ばかりを見るのではなく、出来るところ、良い所に注目すればいいんだよ。」と教えて頂きました。

セミナーを受けてから、私は息子の良い所を探しやすくなったと感じています。

 

教えて頂いたことを実践してから、息子自身も前向きになってきたなと感じることが多くなりました。

否定的なことを言って回避しようとすることが多かったのですが、「やってみる!」と挑戦しようとしてくれることが増えました。

「僕はこんなん出来るようになった!」と、息子自身も出来るようになったことに目がいくようになったからだと思います。

 

出来ない事ばかりに注目されてしまうと、「頑張ってるのに出来ない」「自分はだめだ」と、子ども自身もネガティブな面に注目してしまうんですね。

これ、私の子どもの頃の話でもあったりします。

兄が優秀だったもんで、私はいつも「もっと頑張れ」と親に言われていました。

どんなに私なりに頑張っても、「もっと出来るはず。次は頑張ってね。」と言われ続けていました。

 

恐らく、親は私に「悔しさをバネにして頑張れ!」ってことを言いたかったんだと思います。

けど、当時の私は、どんなに頑張っても褒めてくれることはないじゃん。。。とひねくれた気持ちになっていました。

 

この経験からも、出来る事を認めるって本当に大切だなって思ってます!

頑張ったことを認めてもらえるってすっごいパワーになりますもん。

大人も子どもも関係なく、自分を認めてくれるって嬉しい事ですよね(笑)

 

良いことに注目して子どもに伝えると、子どもも良いことに目が行きやすく、よくない事に注目して子どもに伝えると、子どももよくない事ばかりに目が行ってしまう。

実際に取り組んで、本当にその通りだったと感じます。

いろんな意見ありますが、出来たに対して褒める事って本当に大事です。

 

 

ちょっと面白かったたとえ話

 

良い所に注目するの話の時に、先生が会社をたとえに出されて説明してくださいました。

自分を職場の上司に置き換えて考えるというお話がとても面白かったです(笑)

 

「こんなの出来て当たり前。皆やっていること。」「うぬぼれず次も励め」と言われ続けると、頑張ったのにこれか。。。とモチベーションはあがりにくい。

一方で、「頑張ったね!」「こんなところが素敵だったね。」と一言あると、次も頑張るぞー!とモチベーションが上がりやすい。

自分が普段子どもにかけている言葉を、上司に言われる言葉として置き換えてみたらどう思う?という先生からの問いかけに、そりゃ出来たことを褒めてくれた方がやる気につながるやんって思いましたよね(笑)

 

部下のために厳しく指導しているんだー!って考えもあるかもですが、息子のように言葉の裏を取るのが苦手なタイプには、トリプルPの「出来たに注目」の方が伸びると思われます。。。

 

 

今回の講演会に参加して思った事

 

前半の柳川先生のお話も、後半の家本先生の話もとても面白くあっという間の時間でした。

面白いと感じた理由は、「そうだよなー。」という共感が多かったからですね。

 

特に、後半の家本先生のお話は、「あー!これやっちゃってたわ!」ってことにバンバン気づかされます。

でも、どうしたらいいのかって事を、しっかりアドバイスくださるのが嬉しいところですね。

あれもこれも共有したいことがたくさんありすぎるくらい素敵なお話なんです。

 

前日のスクールカウンセリングでのお話(素直マン)にリンクする部分もあり、撮っ散らかっていた考えがまとまったといいますか、頭の中がスッキリしました。

来年の話にはなりますが、トリプルPのグループ講座というのもあるので、そちらも申し込んでみようと考えています。

ただ、曜日的にお迎えの時間がギリギリになりそうな予感もしているので、都合が合えばという感じですが。。。

 

また、ミニセミナー(有料500円)なんてものもあるので、ミニセミナーにも参加してみたいですね。

こちらもお迎えの時間が厳しくなりそうなので、都合が合えばですね;

 

5月にトリプルPのセミナーに参加してから、私も息子も前向きな気持ちに変化してきました。

こんなこと書くと信者かよと思われそうですが、トリプルPに出会えて本当に良かったって思っています。

学んだことを活かして、これからも前向きに頑張っていこうと思います。

 

 

 

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コメント

  1. ノン より:

    今回のトリプルPでは私は忘れていた事が沢山あった事を思い出させてもらったよー。
    やっていいことを教える!は、もはやあんなに関心してたのにもはや忘れてた!やだ、ショック!だったよー。
    前回のコメントのウルちゃんのお返事からも、そうなんだよね。子供の心理を学ぶのは親のイライラや焦りに気づいてうまくいい流れを作るためでもあったのに、いつの間にか子供だけの心の動きをみる働きかけをしなくちゃにすり替わってた!
    自分の事も分かってないとだね。
    今回も素敵なレポートありがとう♥

    • ウル より:

      ノンさん>コメントありがとうございます!

      ほんと意識してないと忘れちゃいますよね。
      トリプルPのお話は、定期的に聞きたいなって思うくらい気持ちをリセットさせてくれます(笑)

      トリプルPで教えてくださったからこそ、今はこの対応の方が!って考えられるようになってきた事はすごく大きいです。
      自分の中で大きく変わるきっかけになったのが、前回のセミナーなんですよ。
      セミナーを受けてなかったら、息子の出来たより出来ないに目が行っちゃってたなぁって思いますもん。。。

      トリプルPは親のためのものなんですけど、親も子も笑顔になれる素敵なものですよ(n*´ω`*n)
      私自身かなり救われています。

  2. きり より:

    躾とはやっていいことを教えるという点にハッとさせられました!
    そのとおりなんですが、どうしてもやってはいけないことの時には厳しくなり、それ以外のことにはできて当たり前となり褒めることに対しておざなりになりがちだなと反省です。
    大人もそうですが、できないことばかり叱られるとやる気無くしますよね。。ほんと気をつけないと。。。
    自己肯定感を高くしてあげると、なんでも自信を持って取り組めるコになりますよね。
    気をつけます!!!

    • ウル より:

      きりさん>コメントありがとうございます!

      躾ってどちらかというと、やったダメな事ばかり伝える印象があっただけに、やっていいことを教えていくというお話は衝撃でした。
      で、先生も言ってたんですけれど、トリプルPって怒っちゃダメって事はないんですね。
      悪いことしたらもちろん怒っていいんですよ。
      (私自身、怒る回数が減るから怒らない育児なのかも?と感じている。)

      バッと飛び出したり危ないことをしたときや、お友達を殴ったなどそういうのはもちろん怒ります(笑)
      喧嘩の話もされてたんですが、喧嘩中に怒っても効果はなく、喧嘩をしてないときに「仲よく遊べたね♪気持ちいいね。」と褒める方が効果的だそう。
      そういう視点か!とすごく参考になりました。

      私自身もこれくらい出来て当たり前と思ってしまいがちだったんですが、今は出来ているところを見つけてやるぞー!と意識がかなり変わってきました。
      特性的にも自己肯定感が低くなりやすいようなので、親がいっぱい褒めようって思います♪

  3. yuki より:

    あー、ついつい否定しちゃいますよね。
    だから言ったでしょ!みたいな怒り方しちゃうし。
    ダメな所ほど目に付いちゃうんですよね。
    いいところ見つけて褒めて伸ばしてってあげるって
    こちらのコンディションが万全じゃないとなかなか出来ないな~って感じてます。

    • ウル より:

      yukiさん>コメントありがとうございます!

      私たちは禁止教育で育ってきましたからね。。。否定がしみついちゃっているんだ思います;
      「いったでしょ!」は本当にあるある(笑)

      私も意識は変わってきたものの、ダメなところが気にならないってわけないし、気持ちの余裕がないときは頭に血が上りやすいです。
      でも、先生曰くこの「意識する」って事が大事なんですって。

      怒ろうと思ったらいくらでも怒れるのに、褒めようと思ったら思いのほか難しいって。
      だから、意識しまくってちょうどいいくらいみたいです(笑)

      ほんと、こちらのコンディションが万全じゃないとなかなか難しいですよね。
      朝の出発前や、夕飯のバタバタの時がいちばんしんどいです。。。

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