ここ最近になって、またしても息子がお友達を押すという事がありました。
加減はしているので、相手に怪我などはないものの、手を出すことはいけない事なのでなんとか止めたい。。。
息子とは話し合ったり、絵を描いて気持ちの説明などもしています。
しかし、最近はあまり手ごたえを感じられていません。
今回、スクールカウンセリングで、手が出ちゃうことについて相談してきました。
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どんな感じで手が出ているのか
最近、手が出たのが2回ありました。
小さいお友達に押されて押し返してしまう
1度目は、お友達に押されて押し返したといった感じです。
息子が歩いていたところ、2歳の子に退いてって感じで押されちゃったんですね。
そして、とっさに押し返したといった感じです。
小さい子なので、もちろん転びました。
目の前で起こったことだったので、すぐにお友達を起こしにいきました。
幸い、怪我がなかったものの、当たり前だけどお友達はびっくりして泣いています。
駆けつけてくれたお母さんに謝罪しました。
まわりにいた他のお友達が、誰がやったん?ごめんなさい言った?と騒ぎ出し息子逃走。
責められたと思った息子は、謝るに謝れなくなったんでしょうね。
とりあえず、逃げる息子を確保し、先に押されたから押してしまったという息子に、
「押されたのは嫌だったと思う。けど、相手は小さい子だからパワーが違うよね。」
「息子君もだけど、お友達は悲しい気持ちになったと思うよ。」
「小さい子には優しくしよう。ごめんなさいしに行こうよ。」
というものの、完全に取り乱している息子は受け入れてくれません。
受け入れないどころか、頑な拒否モードになっています。
このままギャーギャー状態で遊ぶのはどうかと思ったので、強制帰宅することにしました。
頭を冷やすためにも、場を離れた方がいいかと思ったからですね。
しかし、駐輪場へ向かう途中に、「ごめんなさいをしに行く!」と言いだしたので、謝りに行く事にしました。
が、ごめんなさいを言いに行ったら、お友達にボールを投げつけられるという。。。
そこでまたウワー!っとなり、その日はグダグダになってしまいました。
家に帰って落ち着いてからも、息子と話し合ったのですが、あまり手ごたえは感じられませんでした。。。
お友達と口論の末、蹴ってしまう
数日後、またもや手。。。といいますか、足が出たと担任の先生から伝えられました。
状況としては、息子が遊具で遊んでいたら、反対側からお友達が来たそうです。
一本通行なので、息子が「こっちから来やんといて!」と言ったところ、お友達が「じゃあ、早くしてよ!」と言い返したのがきっかけで口論となったようです。
「泣き虫の癖に!」「泣かしたるわ!」と言われ、息子激怒。
そっから、加減はしたようですが、お友達のお腹を蹴ってしまいました。
こちらも幸いお友達に怪我はなかったです。
(後日、相手のお母さんに謝罪しました。)
息子には、腹立ったんはわかるけど、手は出しちゃダメって事と、言葉で伝えようって事を話し合いました。
けど、こちらもスッキリ消化は出来ていないです。
スクールカウンセラーさんに相談
最近になって、息子がまた手が出るようになったことをスクールカウンセラーさんに相談しました。
すると、スクールカウンセラーさんからこう言われました。
「息子君は、前までは何かあったら一人で泣いてパニックになってた状態やったんよ。」
「表現の仕方が変わっただけではあるんよな。これは成長段階の一つでもある。」
「だから、次は言語化していけるようにやな。」
前までは、1人で寝転がって泣きわめいていた息子。
これは、「1人称単数」で自分が!の世界でした。
それが、相手の気持ちが絡み合う「3人称複数」の世界に変化していってる途中なんですね。
手を出すのはもちろんいけない事なんですが、段々と人との関りが出来てきた証拠でもあります。
情緒2年遅れと言われていた息子に、人との関りで変化が表れ始めているわけですよ。
悪いばかりのことではなく、成長段階でもあるとの言葉に少し気持ちが救われました。
とはいえ、成長段階だからと言って何もしないわけにはいきません。
手が出ない対策をスクールカウンセラーさんと考えていく事にしました。
息子にどう伝えるのが効果的なのか
何度か息子と話し合うも、あまり手ごたえは感じられていませんでした。
なので、スクールカウンセラーさんから知恵を借りることにしました。
スクールカウンセラーさんからは、「こうやらなって言われても受け入れにくいと思うんよ。だって、否定されているように感じるやろ?」と言われました。
確かにその通り。。。いくら「相手が悲しい気持ちになるよ!」って伝えたところで、息子は「自分だって嫌な気持ちになったんだ!」なわけですから受け入れにくいですよね。
じゃあどうすんの?って事ですが、作戦は「良い見本を見せて、良い行いは格好いいぞ!ってことを伝える」です。
ってことで、「素直マン(仮名)」を作ることにしました。
この素直マンでお話を作ります。お話じゃなくても、ワンシーンを演じる感じでもいいかもです。
例えば、今回のような場面を作り、相手を押してしまった素直マンが「嫌な気持ちになっちゃって押しちゃったんだ。でも、痛かったよね。ごめんね。」と素直に謝ります。
そこで、「素直マンって、自分も嫌な気持ちになっちゃったのに、押しちゃったことは謝れて格好いいね。」てな具合に格好いいところを褒めます。
良い行いに対して、すごいね!格好いいね!とワッショイし続けます。
すると、客観的に感じるので自分が否定されていると感じにくく、こうすれば格好いいのか!と受け入れやすくなるようです。
これ僕のことやん!って言ってきても、「ちゃうちゃう。素直マンの事やって!」と言えばいいようです(笑)
いきなり効果は出ないかもしれませんが、息子が素直マンのように少しでも良い行いをしたときは、取りこぼさず褒めていきます。
変化が出てきたら、また報告していきますね。
(まだ素直マンも作れていない状態なので、もうしばらくお待ちを)
今回のスクールカウンセラーで思った事
今回も、カウンセラーさんの話を聞いてなるほど!と思う事が多かったです。
素直マンはすぐにでも作って実践していきます。
そして、今回スクールカウンセラーさんから伝えられたこと。
息子ね、1学期と比べてめっちゃ変わってきているって教えてくれました。
1学期は泣いていることの方が多かったようです。
でも、今はお当番の仕事をしっかりしたり、お手伝いなんかも頑張ってしてくれているようです。
泣いている時よりも笑顔が増えたと聞いて嬉しかったです。
カウンセリングから帰る時、園庭にいる息子がチラッと見えたのですが、皆と一緒に植木鉢を一生懸命運んでいました。
個別行動はまだまだ多いのですが、みんなと活動出来る事も増えてきているんだなぁと感じました。
少しずつではありますが、確実に息子は成長しています。
これからも、焦らず息子の成長を見守っていきたいです。
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コメント
読みながら「人間の成長段階だから殴りあったり蹴りあうのも必要だよな」って考えてたら、カウンセラーさんもそのように考えてらっしゃるみたいですね。
「成長段階」ってのは過程なので必須ですが、結論でもないので、良い成長を促すための方策はウル母さんとカウンセラーさんの相談を見守るだけにしておくとして(私にはわからないことなので)
息子君は男の子だし、きっと「大怪我」ってくらいのケンカをすることもあると思います、男の子だし(笑)
お母さん&お父さんは大変でしょうね。(他人事っぽい書き方になっちゃったけど、独身で子供とあまりかかわったことが無いのでお許しください)
官兵衛さん>コメントありがとうございます!
殴ったり蹴ったりは心配になっちゃいますが、成長過程の1つでもあると聞いて、ほんの少しだけ気持ちが軽くなりました。
手が出たという話をブログですると「他害だー!」って声が少なからずくるもんで、かなり神経質にはなっていましたね。。。
実際、手が出るのは良くない事なんで、これからの対策でなんとか言語化へ持って行けたらと思います。
男の子は特に怪我が付きものって聞きますよね。
実は、幼稚園に上がるまで、息子は怪我って怪我をしなかったんですよ。(警戒心が強く危ない行動ってほとんどなかったから?)
だから、初めて血を流す怪我を幼稚園でしたときはえらい取り乱しようでした;
そんな息子も、今じゃ転んで怪我をすることもちょくちょくあって、少しずつですが耐性がついてきました(笑)
取り返しのつかない大怪我になるのは困るけれど、少しの怪我くらいなら経験値でもありますからね。
これからもいろいろあるかもしれませんが、支えつつやっていこうって思います♪
昔はケンカなんて当たり前でしたけどね。
今はなんでも先生から耳に入ってきますよねw
…相手も嫌だったけど、自分も嫌だった。否定されている。
そうかぁ~、そうですよね。
カッコいいお手本を見せる、素直マン。
自分もなにか考えてみよう!
ウルさんの素直マンにも期待しています!
たたとあさん>コメントありがとうございます!
確かに、喧嘩は昔から日常茶飯にあるものではありますよね。
私は、先生から教えて頂けたら助かるって思っちゃう方です(笑)
(むしろ、伏せられていることが多くて後から子どもから知るときは困る;)
カウンセラーさんから聞いたお話、翌日のトリプルPの講演会でのお話。。。
共通しているのは、否定より肯定から入った方が伝わりやすいって事ですね。
息子も、否定されたと思ったから頑なになっちゃったんだと思います;
とにかく、良いことに目を向けるでこれからやっていきますよー♪
そして、格好いいお手本を見せる素直マンも作ります(笑)
息子が食いつきやすいキャラクターにしてやってみます。
効果がありましたら、またご報告しますね。
友達を押してしまうって絶対ある事だよね。
これ、したことない子なんてきっといないよね。
でも成長過程において起こる事なんだね。母親としても自分の子が押されちゃったりしてもこういう事を理解してるかしてないかで感情の動きが変わりそうだね。
小さい子に押されて「わ!押されちゃったね。危ないな😊」って言えるようになるのは子供のうちは難しいよね。
でも、少しずつ友達の反応とかも知ってどうすればいいか気づいていくんだろうな。我が家の息子にもこんな時がきたら……と、結構重ねて一緒に考えさせてもらったよ。
ノンさん>コメントありがとうございます!
多かれ少なかれやっちゃうことではありますよね。
言葉で上手く伝えられない小さな子なんかは、行動で伝えるしかないですもん。
言葉が上手になってきても、気持ちを表現して伝えるってことが身につかないと、なかなか難しい事ですよね。
最近、息子がまたお友達を押すって行動をやり始めたので、またかーと項垂れたいたんですけれど、カウンセラーさんから成長過程と聞いて少し気持ちが軽くなりました。
1人称単数だった息子が、少しずつ3人称複数という世界に足を踏み入れようとしているんだと思うと応援したい気持ちです。
そのためにも、対策で言語化できるようにすすめていきたいですね。
誰だって押されたら嫌な気持ちになるし、コノヤロー!って押し返したくなっちゃうくらい腹が立っちゃう気持ちになる事もありますもんね;
自分がやられて嫌な事は相手にもやらない!っては言ってたんですけれど、嫌だっていう気持ちが勝っちゃってやっちゃうんでしょうね。。。
息子の場合、特に「特性で相手の立場に立って考えるのが苦手」っていうのがあるので、良い行動をとにかく教えていく方が効果的っていうのも納得です。
少しずつでも伝わればいいなって思ってます(n*´ω`*n)