今更ではありますが、当ブログでも何度か登場している「ほめない子育てで子どもは伸びる」の書籍の感想記事をあげたいと思います。
「ほめない子育て?!」とビックリしちゃうんですが、タイトルに騙されないで最後まで読んで頂きたい書籍です(笑)
なぜかっていうと、単純に子どもを褒めるなという話ではないからなんですね。
書籍のタイトルはインパクトのあるものですが、中身は子どもの声掛けにとても良いなと思えるものがたくさんありました。
実践してみたところ、以前よりも息子は前向きな気持ちになってきました。
子どもへの声掛けに悩まれている方や声掛けをしても手ごたえを感じられない方に、一度「ほめない子育てで子どもは伸びる」を読んで頂きたいです(笑)
なぜ「ほめない子育てで子どもは伸びる」を読もうと思ったのか
まず、なぜ私が「ほめない子育て」と書かれている書籍を読もうと思ったのか。。。
理由はとても単純なもので、「褒めずにどうアプローチするんだろう?」って気になったからですね。
子どもを褒めようって書籍はよく見かけるものの、褒めないというものは見かけたことがなかったということもあり、どんなことを書いているのか見てみたくなったんです。
本を開く前は、厳しく育てるというようなことが書かれていると想像していました。
ところがどっこい、読んでみると厳しく育てるとはかけ離れた内容だったんですね。
タイトル詐欺かよ!と思うくらいの、タイトルと中身のギャップでした(笑)
タイトルにつられて読んでみたという理由でしたが、とても気付きが多く、子どもへの声掛けに参考になり、今の育児にとても役立っています。
1章はあまり面白みを感じなかった
1章は、正直あまり面白みを感じませんでした。
褒めることによりどうなるのかを書かれているんですが、「大げさに書きすぎじゃないか?」と感じてしまうほど、褒めることについてケチョンケチョンに書かれています。
例えるなら、アフィリエイトでよくある、「〇〇を使わないと(買わないと)こんな恐ろしいことがありますよ。」のような、こうなったら嫌だーっていう不安感を増幅させるような感じですね。
なので、人によってはハズレ本だったかも。。。と中断したくなるかもしれません。
というか、私は途中で読むのをやめようかと思ってしまいました←
これでもかってくらい、褒めることによってのネガティブ要素が書かれています。
が!続きの章を読むことによって、1章の意味が分かってきました。
(たぶん1章は、2章のための噛ませ犬みたいなもん)
2章は「認めることの大切さ」がわかる内容
1章では、「なんだこの本?!」と思ったわけですが、2章を読むことによって「そういうことだったのかー!」と書籍へのイメージが大逆転しました(笑)
褒めるのが悪いんではなく、褒め方(声のかけ方)の問題だったんだなということがわかったからですね。
2章では、「褒める」のではなく「認める」ことの大切さが書かれています。
「Iメッセージ」というワードが出てくるんですが、この「Iメッセージ」がとても重要なんですね。
そして、認めることによってどう気持ちの変化があるのかなどが書かれています。
「すごいね」「上手だね」と単純に褒めるよりも、例に出されている認める声掛けをみると、認める声掛けの方が断然心に響くんですよ。
私が子どもの立場なら、絶対に認める声掛けの方が前を向いてがんばるぞ!って心が動くこと間違いなしです(笑)
声のかけ方1つで、感じ方にすごい違いがあるなと気づかされました。
すぐにでも実践できるし、実践したくなる内容でしたね。
育児書にある「菩薩かよ!」と突っ込みたくなるようなものではなく、少しの視点の切り替えと意識することで実践できるものなのが良かったです。
3章でコツを掴め!「Iメッセージ」
3章は、具体的な事例をもとに「Iメッセージ」の使い方を学習することが出来ます。
「Iメッセージが大切なのはなんとなくわかったけど、いい感じに使えない。。。」って人には嬉しいレッスンコーナーです(笑)
「Iメッセージ」の組み立て方や、実際の事例を用いて、どう声掛けをすればいいのかをわかりやすく説明してくれています。
事例に対し回答例は3パターン用意されています。
そして、回答によりどう気持ちが変化していくのかを書かれています。
私は、実際の具体例を読むことにより、どう組み立てていけばいいのかのコツをつかみやすくなりました。
2章、3章を参考に、息子への声掛けを意識して変えてみたところ、息子の反応はとてもよくなりました。
はじめは、なかなかパッとIメッセージがでなかったのですが、3章の具体例を見ながらIメッセージをどう組み立てるかを考えることができたので助かりましたね。
(何度も考えては実践を繰り返しましたが;)
3章のおかげで、実践に向けてのシミュレーションをしっかりとすることが出来ました。
4章は大人にも使えるという応用編
4章は、大人にも使えるよっていう例がいくつか書かれています。
仕事やPTA、先生へのお願いの仕方、嫁姑関係などですね。
ですが、ぶっちゃけいいますと、すでに仲が拗れに拗れている関係の場合は抵抗があるかもしれません。(特に嫁姑など)
歩み寄る姿勢があったり、いい関係を築いていきたい気持ちがあるのならめっちゃ使える内容ですが、すでに関係の修復が難しい状態だと使いたいとは思えないかもしれません。。。
実際に「ほめない子育てで子どもは伸びる」の方法を実践して思った事
実践して良かったと思った点は、息子に気持ちが伝わりやすくなったことと、息子が自信を持ってくれることが多くなったって事ですね。
息子の行動に対し、私がどう感じたかを伝えることにより、息子は挑戦しようという気持ちが出てくるようになりました。
認めてもらいたいって気持ちが出てきたんですね。
例に出しますとー
息子は歩くことが好きではなく抱っこ星人でした。
歩こうと思えるようになってくれればと思い、Iメッセージを取り入れ息子に声掛けをしました。
当時の記事がこちらですね。

歩かない息子でしたが、たまに気分が乗って歩いてくれることがありました。
歩いてくれた時に、すかさずIメッセージで息子に伝えました。
「今日は、〇〇まで歩けたやん。強い足になってる!母ちゃん嬉しい♪」
「今日は抱っこなしで全部歩けたやん!お兄ちゃんになってきてて格好いいやんって思った。」
などなど、息子が歩いてくれたことにより、私がどう感じたかを伝えました。
Iメッセージを実践していた頃に受けた講座「トリプルp」の「出来るを見る」も一緒に取り入れたことにより効果が高まったのかもしれません。
子どもの「出来た」を拾い、Iメッセージで伝えるを繰り返すうちに、息子はかなり前向きになりました。
前までは自己評価が低く、警戒心が強かったので、挑戦しようという心が持てずにいたのですが、今では挑戦しようという行動が見られるように変化してきています。
きっと「認める」声掛けは、子どもの「認められたい」という気持ちを高めるものなのでしょうね。
少しばかり認められたいという気持ちが強くなりすぎててそれはそれで大変なんですが、息子が前向きになって挑戦し「出来る」が増えたことはとても嬉しいです。
だから、「ほめない子育てで子どもは伸びる」の書籍と出会えてよかったです。
「子どもに対し、どう声をかけていいのか迷う。」「褒めているのに、なんかうまくいっていない気がする」って方は、是非一度読んでみてください。
「Iメッセージ」での声掛けは、子どもだけでなく大人も心を動かされる声掛けでしたよ♪
参加中
コメント
心理の声かけの本だけあって、文章の組み立てもなんだこんなもんか?からの喰い付かせる感じの流れなんだなー。と思っちゃった。
ウルちゃんの感想からの、もしこの本見て一章を乗り越えられるかな?と言う気持ちがフツフツと沸いてきた〜(笑)
見てみたいけど、……私には実践してるウルちゃんのお話しの方が身近に感じて受け入れやすいかも😊
ウルちゃんの書いてくれてる事って、子育てで考える事に結構リンクする事多いからためになる!
ノンさん>コメントありがとうございます。
1章を見た時は、なんだこの本って思ったわけですが、1章を読んだからこそ2章が引き立つ構成になってましたね。
なんだこんなもんか?というよりは、オーバーすぎるやろって感じかも?
でも、2章を読むと「だよなー。」とめっちゃ納得してしまいます←
いろんな育児本を読んだことがあるんですけど、「ほめない子育てで子どもは伸びる」は私の中では当たり本でした♪
ありきたりなペラい内容や、わかってるけどなかなか出来ない内容ではなく、少し意識すれば出来そうってところがいいですね。
今回は、あまりネタバレにならないような感想にしているので想像しにくいかもだけど、アプローチに役立つ内容は盛りだくさんなので、1章を乗り越えて読み切ってほしいです(笑)
最近の私の声掛けは、「ほめない子育てで子どもは伸びる」と「トリプルP」を実践していますが、ほんとこの2つは受け入れやすくていいですよー(n*´ω`*n)
お久しぶりです。
ブログ村がリニューアルしてしまって、お気に入りさんの更新が分かりづらくなったような…(私だけ?)
この本、よく見かけますが、タイトルで避けていました(汗)が、ウルさんのレビューで俄然読みたくなりました。
敷居の低い「認める声かけ」、気になります!
早速図書館で予約してみますね。
去年、アドラー心理学を引用した「褒めない」「怒らない」系の別の育児本を読んだのですが、
まさにこんなことできるかー!のオンパレードで辟易した覚えがあり^^;
親だって人間だし、子どもは良くないこともするから、怒らないとか不可能じゃないかと。
たとえば、逆上がりができるようになたときは
「ずいぶん嬉しそうね。何か工夫をしたの?」というような認め方が良いと例に挙げられていましたが…
正直私が子どもなら、こんなひねくれた認め方より素直に「すごいやん!よくがんばったね!」って褒めてもらいたいわ!と思ってしまいました^^;
そうはいいつつ現実は怒ることが多く、褒め方が上手だとはいえないので、たまには読んでインプットしなくちゃですね。
おすすめの本を教えていただいて、ありがとうございました♪
こゆさん>コメントありがとうございます!
同じく、ブログ村が更新してしまってからお気に入りさんが見にくくなっており困っています。
自分自身も、最新記事がまったく反映されない状況が続いていました。(問い合わせ後直りました)
前までは、更新があったお気に入りさんのリストが見やすかったのに、今はリスト飛んで。。。とアクションが多くなりましたよね。
なんとかならないものかしらと。
それはさておき、「ほめない子育て」というワードに一瞬引いてしまうのですが、中身はすっごく面白い本でした!
ただ、1章は本当にこれでもかってくらいほめることに対してのネガティブな事が書かれているので、なんじゃこりゃってなってしまいます(笑)
けれど、ドン引き状態からのIメッセージのお話は響きましたね。
どこをどう拾って褒めればいいのかが理解しやすかったです。
そして、アドラーの育児本の例が分かりすぎて思わず笑ってしまいました(笑)
そうそう!こんな声掛けするか?!って感じのものがぶち込まれている時があってビックリするんですよね。
「ずいぶん嬉しそうね。~(略)」のは、もはや海外のノリっぽいですよね。。。
日常の言葉に直したとしても「めっちゃ嬉しそうやけど、何かいい方法思いついたん?」とか?
だとしても、逆上がり出来てヤッター!ってなっている時に回りくどい褒め方せんでもって思っちゃいます(;´∀`)
アドラー系列の育児本よりは、日常に使えそうな取りつきやすさがあるので私は好きですよー。
息子への褒め方にめっちゃ使っています(笑)
ぜひぜひ読んでみてください♪
私も、定期的にインプットアウトプットして忘れないようにしています(n*´ω`*n)