先日、診察に行ったときに、前に受けたWISCの検査結果を教えてもらいました。
息子についての分析がされていて、どの項目も納得の内容。
WISCの結果を踏まえて、サポートブックを作っていきたいと思います。
WISCの検査結果が来た
11月に受けたWISCの検査結果が届きました。
WISCを受けると、息子の得意なことや苦手な事などが数値に現れてきます。
VCI(言語理解)、PRI(知覚推理)、WMI(ワーキングメモリー)、PSI(処理速度)の4つの項目と、これら4つの項目を統合した全体的な認知能力であるFSIQ(全検査IQ)の数値が出てきます。
そして、検査を受けていた時の態度などからの考察が書かれていました。
それだけでなく、検査結果からどう支援していけばいいのかなどもありました。
小学校でお渡しするサポートブックを作るのに、とても役立ちそうです!
小学校側がWISCの検査結果が欲しいと言われていた意味がめちゃくちゃわかりました。
WISCの検査結果があれば、どういった支援をしていけばいいのかが考えやすくなります。
息子の得意
言語能力は120半ばくらいの高めの数値が出ました。
STに通っていた事が大きいと思います。
(年中のはじめの頃は、言葉は知っていても適切に使えない状態だったのが、STに通い出してから説明が段々と上手になってきた)
一般的なルールを理解していて、知識もある。
学習したり経験したことを獲得し、的確に答えることが出来ると説明されました。
また、聞いた情報をもとにして考えて、操作することも出来ると。
イラストや写真から大まかな意味や流れをとらえることも可能で、興味のある事なら他の視覚刺激があっても素早く処理できるようです。
STでの取り組みを家でも取り入れたり、SSTのグループ学習での経験が生きてきたんだと思います。
説明する力や聞く力は、以前よりもついてきたように感じます。
息子の苦手
低い数値が出たのが、情報処理。
予想通りというかなんというかなんですが。。。こちらは平均以下の80半ばくらいの数値でした。
眼球運動と、手の動きがゆっくりで、遠くにある見本を書き写すのがとても苦手な様子。
これは私も感じていました。息子は昔から真似することがとても苦手なんですね。
「この見本から、どうしてこうなった」はよくありました(;´∀`)
また、知覚推理も平均ギリギリくらいの数値。
考えをまとめるのは確かに苦手そうです。
ただ、得意の項目にあったように、経験したり学習することにより出来る事が増えていきます。
とりあえず、これからいろんな経験をして経験値を積み上げていくしかないですね。
サポートしつつ頑張りたいです。
それから、もう1つ苦手な項目として挙げられていたのが「気持ちの切り替え」の面。
散々悩んできたところだし、先生方にもずっと言われていたところなので納得の内容でした。
区切りの良いところや、自分の中で納得しないところまでやり切らないと終われないところがあります。
今回の検査中にも、終了時間が来ても仕上げないと気が済まない様子が見られたようです。
昔に比べ、切り替えは早くなってきたとはいえ、まだまだ課題がある部分ですね。
小学校になると、時間道りに動かなくちゃいけなことがたくさん出来てくるので心配です。
(たぶん始めはめっちゃ荒れると思う)
さらには、気の散りやすさも書かれていました。
何か気になることがあると、そちらに意識を持って行かれてしまうと。。。
これも日常的に感じている部分です。
最近の様子から、息子はADHDっぽい部分も目立ってきた様にも感じます。
(今のところASDのみで、ADHDの診断は出ていないけれど)
いろいろ悩みは尽きません。
トータルでは
休憩なしで55分間がんばってくれた検査。
わからない問題が出てきたときは、「習ってない」「こんな問題出さないで」と自分の意見をはっきりと伝えていたようです。
なんといいますか、検査の光景がすごく目に浮かびました(;´∀`)
息子のFSIQ(全検査IQ)は、平均内の104。
4項目の数値の、上と下との差が39あります。
この上下差が20以上あると、しんどさを感じやすいと言われています。
想像以上に上下差があったんだなと驚きでした。
サポートブックに新たに必要な項目
検査結果を踏まえて、サポートブックに書いておかなくちゃなと感じたことをまとめます。
板書について
苦手に挙げられていた「遠くにあるものを真似して書くのが苦手」から、板書が苦手じゃないかと予想されます。
医療機関の先生からは、プリントを貼り付けたり、補助線を入れたりの工夫が必要かもしれないとアドバイスを受けました。
今、STで「線つなぎ」という点と点を線でつないで、隣に書いているものと同じ図形を作るという練習をしています。
が!少し複雑になると息子は混乱してしまいます。
ひらがなは書けるので、見て書くことはできそうですが、新しい漢字や図形などは難しいかもしれないですね(;´∀`)
学習環境
検査の途中も、関連付けで話が弾んで横道にそれていってしまう。。。ってことがあったので、先生から「教室内の掲示物などは少ない目の方がいい」「静かな環境で学習できるといい」とアドバイスを受けました。
ただ、この環境を整えることは難しいことだと思います。
なぜかというと、クラスには息子1人ではないからですね。
情緒級と言えど、情緒のタイプは違うので難しい問題だと。
前に支援級の見学に行ったときは、かなり賑やかな環境でした。
息子は流されやすいので、一緒に騒いでしまいそうで心配です。
前に見学に行ったときに支援級の先生の話が、「席の配置などを考えてみますので!」と言われてたので、2月の面談の時に検査結果をもって相談してみようと思います。
先生と情報共有しながら出来ることを一緒に考えていきたいと思います。
気持ちの切り替えの問題
常日頃感じている息子の苦手部分です。
キリの良いところまで仕上げてしまわないと納得しない面があるので、活動量の調整をお願いした方がいいとアドバイスを受けました。
(あとちょっと頑張ったらやり上げるくらいの量)
習字にも時間がかかりそうなところから、1度に実施する活動の量を調整し、最後までやり遂げることが出来るような配慮があると良いそうです。
学習だけでなく給食もそうですね。
様子を見ながら、必要であれば量の調整を先生に相談してみます。
WISCの結果を見て思う事
受けて良かった!の一言です。
苦手な部分にどういった配慮が必要なのか、具体的な方法を知ることが出来たのは嬉しいです。
私自身も、息子に対しての対策が今まで以上に考えやすくなった気がします。
試してダメだった対策もあるけれど(笑)
検査結果を見るまでは不安な気持ちもありましたが、実際に目にしてみると「こういった面があると知れて良かった」というプラスの気持ちが大きいです。
今回の結果を踏まえ、サポートブックに新たな項目を追加し仕上げていきます。
来月、心理の先生からもWISCの結果について説明してくれるので、その時にサポートブックをチェックして頂こうと思います。
それから、小学校との面談に臨む予定です。
(小学校側から、授業のカリキュラムや方向性について話し合いたいと連絡が来たので)
息子の入学まであと少し。
事前準備をしっかりとしておきます。
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