発達障碍の診断を受けるタイミングや、受けた後の変化について

発達関係

このところ、Twitterでよく発達障碍の診断についてのツイートを見かけます。

診断を受けることに抵抗がある人もいれば、早い目に受けることを勧める人もいます。

 

我が家は去年の8月に発達障碍の診断を受けました。

その結果、「自閉症スペクトラム」という診断名が付きました。

今回は、診断を受けたことに対する想いなどをお話していきたいと思います。

 

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発達障碍の診断を受けようと思った理由

 

私が発達障碍の診断を受けようと思った理由は3つ

 

・診断を受けることにより、息子の対応の突破口が見つかるかと思ったから

・2次障碍が怖かったから

 

最も避けたかったのは2次障碍。

だから、なるべく早くにハッキリさせて対策を練っていきたかったです。

 

当時、発達相談所でアドバイスを受け、それなりに対応していましたが限界を感じました。

診断を受けようと決意したもう1つの理由は、自分自身のキャパオーバーですね。

 

周りの人間の誰もかもが「気にしすぎ」「この年齢ならこんなもん」「疑ったら可哀想だ」という意見でした。

私1人で抱え込んでいる状態だったので、育児を楽しもう♪なんて余裕は全くなかったです。

特に2~3歳の時が辛く、息子の癇癪に対応するのが大変でした。

 

この大変さを訴えても「甘やかしているから」「育て方の問題」という風に取られてしまうことが多く、

悩みまくり、まったく上手くいかず振り返ってみると一番辛い時期でもありました。

 

相談所からは「集団生活に入ってから診断を取るかどうか決めましょう」という意見。

その後、予想通りというかなんといいますか、集団生活に躓きトラブルが多かったので診断を受けることにしました。

診断を受けたことにより、我々親子は変化していきました。

 

診断を受けた後も変わらない事

 

診断を受ける前と後で、変わらないこともありました。

なにかっていうと、親がやるべきことですね。

 

診断を受けようが受けまいが、親がやるべきことは変わりません。

子どものために、自分にできることを精一杯やっていくって事は同じです。

診断を受けたからと言って、劇的に何かが変化するって事はないんですね。

 

そういう意味では、別に診断を焦る必要はないですね。

親が必要だと思ったときに診断を取りに行けばいいんだと思っています。

 

 

診断を受けた後に変わっていったこと

 

診断を受けてもうすぐ1年になります。

この間で大きく変化がありました。

 

 

私の気持ちが救われた

 

診断を受けたことにより、3か月ペースくらいで診察があるので、医療機関の先生から話を聞くことが出来ています。

息子の今の様子を伝え、それに対してどうしていくかを一緒に考えてくださいます。

今まで半年ペースで市の発達相談員さんとお話しする程度。当時はこれが心の支えになっていました。

(子育てサークルでもお話は出来たけど短時間しかできなかった)

専門家の方とお話しできる機会は、とても心強いです。

 

それから、訓練が始まりアプローチの仕方などを近くで見ることにより、私は多くのヒントを得ることが出来ました。

自分でご飯を食べるように気持ちが前を向いたのも作業療法のおかげでした。

 

診断を受けたことにより、息子の苦手や得意が分かってくる。

そして、息子へどうアプローチすればいいのか分かってくる。

だから、対策の効果が出やすくなるんですね。

 

ぶっちゃけ、一般的にされている対策はあまり効果がなかったです。

「食べないのなら食事を下げる」「ご飯を自分で食べたがらなければ放っておく」などなど

甘やかすから出来ないんだ!ってタイプのやり方は息子には合いませんでした。

 

なので、特性を理解し(理解しきれない事も多々あるけれど;)

アプローチの仕方を教えてもらえることは大きいです。

いろんな人の支えにより、気持ち的にもかなり救われました。

 

理解者がいないまま1人で頑張るのはしんどすぎます。

理解しようと思っていたにもかかわらず、私はどう接していけばいいのかわかりませんでした。

何もわからずやみくもに対策をしていた時はしんどかったのですが

医療機関で特性を聞いたり、アプローチ法を教えてくれたことで、「こういうこともあるのか!」と段々と気持ちに余裕も生まれてきました。

 

そして、この気持ちの余裕のおかげで、以前よりも冷静に判断することが出来てきたんだと思います。

子どもだけでなく、親だってサポートが必要なんです。

 

 

息子自身の気持ちの成長

 

作業療法を受けだしてから感じる部分であります。

療法士さんが、うまく息子の気持ちを乗せてくださいます(笑)

 

「スモールステップで、出来る事を増やして自信をつける」というのが目標!

最近書けていないのですが、作業療法を通じて、息子はかなり出来る事が増えました。

 

今までは少し不安を感じると、否定的な言葉を言ってかわす傾向にあった息子ですが、

今では、「やってみたい!」と前向きな気持ちになる事も多くなっています。

 

「出来た!」が自信になり、やってみようって気持ちになるのが狙いではあったのですが、

その狙い通り、やってみようって思えるようになったことが嬉しいです。

 

さらに、特性を聞いて対策し、不安感が軽減されたことによって息子自身も気持ちに余裕が出てきました。

課題はまだまだありますが、日々の「出来た!」が息子の安定や自身に繋がり成長させてくれたと感じています。

 

 

理解者が増える

 

診断を受けたことにより、子どもだけでなく私も救われたと思っています。

今では、医療機関の先生、医療機関の心理士さん、作業療法士さん、市の発達相談員さん、スクールカウンセラーさんなど

いろいろな方に支えられています。

1人であのままずっとヘルプも出せずいてたら、きっと病んでいたでしょうね。。。

 

息子の特性を知り、サポートしてくれる理解者は増えました。

この「理解者を増やす」ていうのが一番大事なところでした。

 

 

診断を受けたことを後悔しているか

 

診断を受けたことに対して、後悔はしているのか?ってことなんですけど

私は、診断を受けて後悔する部分はまったくなかったです。

 

むしろ、診断を受けて良かったと思う事の方がおおいです。

 

他人からの可哀想評価などは、ぶっちゃけ放置でいいと思っています。

大切にしていきたいのは、息子の生きやすさのためにどうするかです。

 

1人で抱え込みすぎてしんどかった私ですが、今は支えてくれる人々がいる。

それだけで、相談して良かったと思えます♪

 

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診断を受けるタイミング

 

私は、発達相談員さんに相談後、診断を受けることにしました。

幼稚園に入ってからの、息子の不安定がきっかけです。

 

診断を受けることに抵抗がある人もいらっしゃいます。

サポートなしでも大丈夫!子どもの特性も受け入れられるし対応もできる!周りの人も協力してくれる!

っていうのであれば、あえて診断を受けない選択もありだと思います。

 

だけど、私のように

・ 1人で抱えるのは限界

・ どうすれば指示が通るのか途方に暮れるレベル

・ 近くに協力者や理解者がいない

 

という、状態にあるのなら、自分が疲弊して動けなくなる前に診断を受けるといいですね。

 

約1年たって思う事

 

診断が下りたからと言って終わりではありません。

むしろ、自分からグイグイいかないと教えてもらえないって事も多々あります。

この辺の情報がもっとオープンになってくれば、救われる人はもっと増えてくるのではないでしょうか?

 

診断が出て来月で1年。

私は誰が何と言おうと、診断を受けて良かったと思っています。

 

わからないままなんとなくやっているより、やり方を知ると心に余裕を持ちやすく、効果的な取り組みをやりやすくなります。

それに、サポートしてくれる方々の存在はとても心強いです。

いろんな人に支えられて、息子も私も救われています。

 

「こんな急いで診断を受ける必要なんてない」「疑われた子どもがかわいそう」なんて意見もありますが

外野の意見なんてどうでもいいです。可哀想と思うなら勝手に思っといてくれて構いません。

実際に子どもと向き合って過ごしていくのは当事者である自分たちなんですから。

 

私は、1人で抱えきれないところまできているのなら、周りからどう思われるかなんて考えず行動してほしいです。

超個人的な意見ではありますが、家庭で話し合って決めたことなんだから胸を張っていいと思います。

 

 

 

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